Movable Type CMSプラットフォーム Movable Type
ドキュメントサイト

Cloud Documentクラウド版 ドキュメント

VM 内でサーバー配信を使ってサイトを配信する

サーバー配信では、ご契約中の Movable Type クラウド版の VM 内にローカルループで配信することができます。
この機能を使うと、例えば公開サイトと検証サイトを分離し、公開サイトへのコンテンツの展開はサーバー配信機能を利用する、ということが 1つの Movable Typeクラウド版の環境でも実現できます。

Movable Type クラウド版で、ローカルループでサーバー配信するときの設定方法

ここでは、Movable Type でコンテンツを管理するサイトを検証用 (ステージング) サイトとして利用し、その内容を公開用サイトにサーバー配信機能で配信する設定を説明します。 検証用サイトと公開用サイトにはサブドメインを利用しますので、マルチドメインに対応したプランをご利用ください。

ドメインの例

  • 検証用 (配信元) サイト: staging.example.com
  • 公開用 (配信先) サイト: www.example.com

配信先のサイトの作成

検証用 (配信元) のサイトに加えて、公開用 (配信先) サイトを空で作成し、それぞれに独自ドメインを設定します。

環境変数の設定

まず、SSL証明書の検証に関する環境変数を設定します。
システムの [クラウドサービス] - [MT環境変数] で、環境変数SSLVerifyNoneを設定値1で設定します。

mtenv.jpg

次にサーバー配信設定を行います。サーバー配信設定の基本的な設定については 新しいサーバー配信設定を作成する をご覧ください。

ローカルループで配信する設定を行います。

  • FTPサーバー: localhost
  • FTPのサーバーのポート: 21
  • SSL: SSLで接続する
  • 開始ディレクトリ: static/(公開用/配信先サイトのディレクトリ)

※ 独自ドメインを指定した場合は、開始ディレクトリは static/www.example.com といったようにドメインが含まれます。(FTPソフトウェアでアクセスすると確認することもできます。)
※ 開始ディレクトリの設定を間違えると、既存のファイル、ディレクトリに上書きされる場合がありますので、ご注意ください。

ftp.jpg