Q.別のサーバーへ移行したい
運用中のサイトを別のサーバーに移行する方法を教えてください。
A.
以下の移行方法があります。方法ごとに特色がありますので、状況に合わせて適切な方法を選択してください。
- データベースのダンプデータによる移行
-
- アップロードしたアセット(Movable Type 6 では「アイテム」)と画像のポップアップ表示用 HTML ファイル以外のすべてのデータを移行できます。
- データベース内の ID 情報を保持したまま移行できるため、テンプレート内の ID 指定部分を修正が不要です。
- データベースサーバーにログインして操作する必要があります。
- サイトのエクスポート/インポートによるデータの移行(Movable Type 6 では「バックアップ」と「復元」)
-
- すべてのデータ(記事、設定、アセット、カスタムフィールド、コンテンツタイプなど)をまとめてバックアップできます。
- エクスポートとインポートをおこなう Movable Type は、同じバージョンである必要があります。
- インポートするとサイトの ID やコンテンツタイプのユニーク ID などが変わるため、テンプレート内の ID / ユニーク ID 指定部分があれば書き換える必要があります。
- 記事のエクスポート/インポートとテーマ(テンプレート)の移行
-
- バージョンが異なる Movable Type 間でも移行が可能です。
- 記事とテーマ(テンプレート)のみ移行されます。(設定、ウェブページ、アセット、カスタムフィールドやコンテンツタイプの入力内容などは移行されません。)
- インポートすると記事の ID などが変わるため、テンプレート内の ID 指定部分があれば書き換える必要があります。
データベースのダンプデータによる移行
- 移行元の Movable Type で使用しているデータベースのダンプデータを取得
- 移行元にある以下をクライアントマシンなどにダウンロード
- 公開サイトのディレクトリ
- Movable Type のインストール先ディレクトリ
- 「mt-static」ディレクトリ(「mt-static」ディレクトリを初期位置から変更している場合)
- 移行先のサーバーにデータベースを新規作成
- 作成したデータベースにダンプデータをリストア
- ダウンロードしておいた各ディレクトリを移行先サーバーの所定の場所にアップロード
※移行先サーバーのアップロード先は、移行元サーバーと同じディレクトリパスに揃えてください。 - 移行先の環境に合わせ、アップロードしたディレクトリやファイルの権限を変更
※特に CGI ファイルには実行権限の付与が必須です。 - 必要な場合には、移行先の環境に合わせて環境設定ファイル「mt-config.cgi」を編集
- すべてのサイトを再構築(Movable Type 6 の場合は公開している「ウェブサイト」と「ブログ」を再構築)
アップロードしたアセットと画像のポップアップ表示用 HTML ファイルは手動で移行する必要があります。
Windows 環境からほかの OS(Linux/Unix など)への移行、Linux/Unix などの OS から Windows 環境への移行の場合は、この方法は使用しないでください。
ディレクトリパスの区切り文字が OS 間で違う(Windows は「¥」、Linux/Unix などは「/」)のため、正しく移行できません。
サイトのエクスポート/インポートによるデータの移行(Movable Type 6 では「バックアップ」と「復元」)
- 既存の環境を最新版の Movable Type にアップグレード
- バックアップファイルをエクスポート
- 移行元にある以下をクライアントマシンなどにダウンロード
- 公開サイトのディレクトリ
- Movable Type のインストール先ディレクトリ
- 「mt-static」ディレクトリ(「mt-static」ディレクトリを初期位置から変更している場合)
- 移行先のサーバーに最新版の Movable Type を新規インストール(Linux、BSD、Mac OS X / Windows)
- 移行先サーバーの Movable Type のインストールディレクトリを削除
- ダウンロードしておいた各ディレクトリを移行先サーバーの所定の場所にアップロード
- 移行先の環境に合わせ、アップロードしたディレクトリやファイルの権限を変更
※特に CGI ファイルには実行権限の付与が必須です。 - 必要な場合には、移行先の環境に合わせて環境設定ファイル「mt-config.cgi」を編集
- バックアップファイルを使用して移行先の Movable Type でサイトのインポートを実施
- テンプレート内で blog_id や include_blogs、content_type などを使用し ID / ユニーク ID を指定している場合は、インポート後に割り振られた ID / ユニーク ID に変更
- すべてのサイトを再構築(Movable Type 6 の場合は公開している「ウェブサイト」と「ブログ」を再構築)
サイトのインポートは、必ずエクスポート元と同じバージョンの Movable Type でおこなってください。
記事のエクスポート/インポートとテーマ(テンプレート)の移行
- 移行元の Movable Type で記事をエクスポートし、クライアントマシンなどにダウンロード(各サイトごとにおこないます)
- テンプレートをカスタマイズしている場合は、オリジナルのテーマとしてサーバー上にエクスポート
- 移行元にある以下をクライアントマシンなどにダウンロード
- 公開サイトのディレクトリ
- Movable Type のインストール先ディレクトリ
- 「mt-static」ディレクトリ(「mt-static」ディレクトリを初期位置から変更している場合)
- 移行元と同じバージョンの Movable Type を、移行先のサーバーに新規インストール(Linux、BSD、Mac OS X / Windows)
- 移行先サーバーの Movable Type のインストールディレクトリを削除
- ダウンロードしておいた各ディレクトリを移行先サーバーの所定の場所にアップロード
- 移行先の環境に合わせ、アップロードしたディレクトリやファイルの権限を変更
※特に CGI ファイルには実行権限の付与が必須です。 - 必要な場合には、移行先の環境に合わせて環境設定ファイル「mt-config.cgi」を編集
- 管理画面にサインインし、記事のインポート先となるサイトを新規に作成
※作成の際、あらかじめエクスポートしておいたテーマを選択してください。 - エクスポートした記事を移行先の Movable Type でインポート
- テンプレート内で blog_id や include_blogs、content_type などを使用し ID / ユニーク ID を指定している場合は、インポート後に割り振られた ID / ユニーク ID に変更
- カスタムフィールドの内容を手動で再入力
- アセット(Movable Type 6 では「アイテム」)を手動で再アップロード
- すべてのサイトを再構築(Movable Type 6 の場合は公開している「ウェブサイト」と「ブログ」を再構築)
カスタムフィールドの内容は入力し直し、アセットはアップロードし直す必要があります。
未公開の記事やコメント、トラックバックは移行されません。