dnf コマンドを利用してアップデート/アップグレードする方法(Amazon Linux 2023)
最終更新日: 2024.05.08
Movable Type AMI版(Amazon Linux 2023)では、dnf コマンドを利用したアップデート/アップグレードが可能です。
インスタンスの環境のスナップショットを作成する(推奨)
以下のページを参考に、作業に失敗したときの復旧を容易にするため、アップデート/アップグレードを実行する前に、スナップショットの作成、もしくはバックアップを行うことを推奨します。
MySQL の設定を変更する
以下の記述がない場合、追加します。
変更するファイル /etc/my.cnf
変更内容 [mysqld]セクションに以下の内容を追加します
socket = /var/lib/mysql/mysql.sock
既存のデータをバックアップする
ユーザー領域のデータ、アプリケーションデータ、データベースのバックアップを行います。
公開サイトのファイルをバックアップする
標準では、Movable Type で公開したファイルは /data/file/static に出力されます。
$ cd /data/file
$ zip -r ~/static.zip static
Movable Type の関連ファイルをバックアップする
サポートディレクトリに生成されたファイルをバックアップします。
$ cd /app/movabletype/mt-static
$ zip -r ~/support.zip support
データベースをバックアップする
データベースのダンプファイルを作成します
$ cd ~
$ mysqldump -u root movabletype > ~/dump.sql
$ zip ~/sql.zip dump.sql
その他のファイル
独自にインストールしたプラグインやテーマは、必要に応じてバックアップを行ってください。
dnf レポジトリ設定ファイルの更新
Movable Type 7 から 8 へアップグレードする場合は、/etc/yum.repos.d/movabletype.repo ファイルをエディタで開き、baseurl= で指定されている URL を以下のように変更します。<serial_code>は、環境によって違います。決して変更しないように注意してください。
変更前
baseurl=https://repo.movabletype.jp/repo/mt7/<serial_code>/$basearch/
変更後
baseurl=https://repo.movabletype.jp/repo/mt8/<serial_code>/$basearch/
dnf コマンドでアップデート/アップグレードする
$ sudo dnf clean all
$ sudo dnf update movabletype
コマンドで Movable Type のアップデート/アップグレードがおこなえない場合にはこちらをご覧ください。