Movable Type には、サイトのインポート機能により、あらかじめエクスポートしておいたサイトデータを取り込むことができます。
その際、タイムアウトなどによりインポート処理が途中で停止してしまうと、不正な状態でサイトデータが作成され、破損データとしてデータベースに残ってしまうことがあります。
親サイトの場合は管理画面上で削除可能ですが、子サイトの場合、親サイトとの関連付け処理に失敗すると、どの親サイトにも属さない不正な状態になり、管理画面上で認識されず、削除することができません。
このスクリプト（tools ディレクトリ内の remove-parent-missing-sites）を利用することで、どのサイトにも属さない破損した子サイトがデータベースに存在しないか診断し、確認された場合には対象の子サイトを削除することができます。

必要環境

• Movable Type 8 r.5001 / 6.8.1 以上のバージョン（remove-parent-missing-sites はこのバージョンからパッケージに同梱しています）
• Perl スクリプトを実行できるコマンドライン環境

利用方法

コマンドライン上で、オプションを指定せずに remove-parent-missing-sites を実行することで、親サイトに属さない子サイトがないか診断します。
オプションを指定することで、親サイトに属さない子サイトの削除や、スクリプトのヘルプの表示ができます。

オプション

--delete（省略形: -d）

親サイトに属さない子サイトの削除を実行します。

--help（省略形: -h）

本スクリプトのヘルプを表示します。

実行例

cd /path/to/movabletype
./tools/remove-parent-missing-sites --delete

注意点

• 必ずデータベースのバックアップをおこなってから実行してください。

本スクリプトに関するテクニカルサポートは提供しておりません。
サポート対応はありませんが、不具合報告などのレポートがありましたらテクニカルサポートまでお知らせください。

Movable Type クラウド版ではこのスクリプトを利用することはできません。