システムログの種類と内容
Movable Type 8 r.5001 からログの仕様が変わりました。それ以前のバージョンを使用している場合はこちらをご覧ください。
また、r.5001 より前のバージョンで記録されたログは、旧仕様のままの分類で残ります。
ログとは
管理画面での操作や Movable Type でおこなったエラーなどの活動情報は、データベース内に記録されます。(Movable Type クラウド版ではウェブサーバーのログも記録されますが、データベースではなく「logs」ディレクトリにファイルとして別途保管されます)
ログは管理画面で確認でき、ファイルとしてダウンロードしたり、条件を設定して、表示するログをフィルタリングできます。
ログは「システム」と「サイト」に分かれ、「サイト」では対象サイトに関する活動が記録され、「システム」では、サイトを含めた Movable Type 全体の活動が記録されます。
また、ログには「レベル」と「分類」の情報を持ち、フィルタリングの条件などに利用できます。
表示項目
ログ一覧画面では以下の項目ごとに内容が表示されます。項目名をクリックすることで対象の項目を基準に昇順・降順でログをソートできます。
作成日
ログが記録された日時です。
ログ
ログのメッセージ本文です。ログによっては末尾に ▼ が表示され、クリックすることで詳細(メタデータ)を確認できます。
サイト名
サイトのログの場合にはサイト名が表示されます。
ユーザー
ログが記録されるきっかけとなった操作をおこなったユーザーの名前が表示されます。
IP アドレス
ログが記録されるきっかけとなった操作をおこなったユーザーのアクセス元 IP アドレスが表示されます。
レベル
レベルは以下の 6 種類あり、種類に応じたメッセージが記録されます。
デバッグ(DEBUG)
デバッグ情報に関するログです。MT 本体で出力することはありませんが、プラグインでの利用を想定したログレベルです。
情報(INFO)
何かしらの動作が成功したり、上の3つに分類されない場合のログです。
例
- '○○'(ID:△△)のブログ'□□'(ID:■■)を作成しました。
- コメント投稿者'○○'(ID:△△)が登録されました。
- ○○からのコメントが△△秒間に 8 個続いたため、この IP アドレスを禁止リストに登録しました。
有意な情報(NOTICE)
「情報」と「警告」の中間にあたるログで、「情報」の中でも「警告」のように、有事の際に有用な情報になりうるログが分類されます。r.5001 にて新設されました。
例
警告(WARNING)
エラーが発生したがプログラムの実行に致命的ではない場合のログです。エラー表示がなく動作が継続しする場合が多いです。
例
- ○○がブログ△△(ID:□□)にサインインしようとしましたが、このブログでは Movable Type 認証が有効になっていません。
- ○○が復元を途中で強制終了しました。
- ファイル形式が不明です。:○○
エラー(ERROR)
エラーが発生しプログラムの実行に致命的な問題がある場合ログです。ユーザーにエラー表示がされ動作が停止しする場合が多いです。
例
- システムで利用するメールアドレスが設定されていません。
- ユーザーを登録できません: ○○
- アイテムのファイル○○をファイルシステム上から削除できませんでした: △△
セキュリティ(SECURITY)
ユーザーのサインイン失敗などのセキュリティ関連のログです。
例
- パスワードの再設定に失敗しました。この構成では再設定はできません。
- パスワードの再設定でエラーが発生しました。'○○'は不正なユーザー名です。
- パスワードの再設定に失敗しました(フレーズ: ○○)。
分類
全て
コメントに関係するログです。
コメント
コメントに関するログです。
記事
記事に関するログです。
ログ
他に分類されない情報のログです。
公開
記事やウェブページを公開(再構築など含む)する際のログです。
検索
管理画面およびウェブサイト/ブログで検索された際の検索ワードのログです。