アップグレード時のウェブサイト自動作成
Movable Type 5 では新しく、ウェブサイト管理が導入されました。Movable Type 4および、それ以前のバージョンからアップグレードをするときに、管理用のウェブサイトが自動で作成されます。ウェブサイトとブログの関係については、以下のドキュメントを参照してください。
アップグレード時のウェブサイト作成
Movable Type 5では、すべてのブログは、いずれかのウェブサイトに所属する必要があります。以前のバージョンで作成したブログは、アップグレードの際に自動でウェブサイトに振り分けられます。
- ユーザーがアップグレードを開始します。
- Movable Typeが、既存のブログURLから、ウェブサイトのURLを自動判別します。
- Movable Typeが、自動判別したウェブサイトのURLで、ウェブサイトを作成します。
- Movable Typeが、既存のブログを作成したウェブサイト内に移動します。
ブログはウェブサイトに自動で移動しますが、ブログとしての公開URLおよびパスは変わらないため、アップグレード後も変わらずコンテンツを投稿できます。ただし、アップグレード後に手動でウェブサイトの公開URLおよびパスを変更した場合は、ブログのURLとパスを編集する必要があるのでご注意ください。ウェブサイトとブログの公開URLの変更および、ブログのウェブサイト間の移動は以下のドキュメントを参照してください。
ウェブサイトURLの判別ルール
Movable Type は、以下のルールにもとづいて既存のブログURLから、ウェブサイトのURLを識別します。
- ブログURLのドメイン部分を、サブドメインとドメイン本体に分割します。
- 分割は、末尾二つのフレーズパートをドメイン本体、それ以前をサブドメインとみなします。
以下に具体例をあげて説明します。
例 example.jp
ブログURLが .com や .jp などの汎用ドメインの場合は、末尾二つのフレーズパートがウェブサイトのURLとして切り出されます。
Movable Type 5.0 にアップグレードすると、example.jp というウェブサイトが自動作成され、そのウェブサイト内にブログが配置されます。
例 example.co.jp
ブログURLが co.jp などの属性を含むドメインの場合は、末尾二つのフレーズパートが属性になるため、属性部分がウェブサイトのURLとして切り出されます。
Movable Type 5.0 にアップグレードすると、co.jp というウェブサイトが自動作成され、そのウェブサイト内にブログが配置されます。