5.0 Beta 4 リリースノート
最終更新日: 2012.07.30
Movable Type 5.0 Beta 4を公開します。 主な変更点は以下の通りです。
Beta 4で追加、変更された機能
- ブログのテーマに、"プロフェッショナル ブログ"を追加しました。これに伴って、"プロフェッショナル ウェブサイト" テーマの内容を変更しました。"プロフェッショナル ブログ"の親ウェブサイトには、"プロフェッショナル ウェブサイト"テーマを適用してください。
- コメントのページ送りを、すべてのテーマに実装しました。
- テンプレートタグの mt:WebsiteLabel を、mt:WebsiteName に名称変更しました。
- プラグインで独自のメニューを追加するときに、"view"パラメーターの指定がない場合は、ブログレベルとシステムレベルのみに表示するようにしました。
- 90日以上ログインが無いユーザーを非アクティブにする処理と、"システム情報"でのアクティブユーザー数の表示を削除しました。
- アプリケーション上の入力項目の一部において、適切にエスケープ処理されないため、クロスサイトスクリプティングが発生しうる問題を修正しました。
- 5.0 Beta 4から、カスタムフィールドの説明欄に入力した内容はサニタイズされなくなりました。
これにより、説明欄に<script>タグを書いて保存すると、これまでとは異なり、タグがそのまま保存されます。管理画面上でこのスクリプトが実行されることはありませんが、<MTCustomFieldDescription>タグなどを利用してこの内容を出力するときは、encode_html="1"などのモディファイアを使わないと、公開されているページ上でスクリプトが実行されます。 - MultiBlogの再構築トリガーを設定するときに、"ウェブサイト内のすべてのブログでトリガーを有効にする。"オプションを追加しました。
- MultiBlogのトリガー設定に、ブログ記事だけでなくウェブページの保存および公開時に再構築をおこなうオプションを追加しました。
- "include_blogs" モディファイアに "children" または "siblings" という値を指定できるようにしました。これらの値を指定した場合、"site" を指定した場合と同じ動作をします。3つのどれを書いても動作は同じです。
- <mt:WebSites include_blogs="children">
各ウェブサイトのコンテキストにおいてそのウェブサイト内のブログが含まれます。
- <mt:Blogs include_blogs="siblings">
各ブログのコンテキストにおいてそのブログが属するウェブサイト内のブログが含まれます。
- <mt:WebSites include_blogs="children">
- 一部のグローバルテンプレートの内容を変更しました。Movable Type 4.xからバージョンアップするときには、バージョンアップ後にグローバルテンプレートを初期化してください。
- mt:Ifタグの、testモディファイア内で大文字の変数名を記述したときに、不適切なエラーメッセージを表示しないように修正しました。ただし、Movable Typeのテンプレートエンジンは、内部的に変数名をすべて小文字で処理するため、大文字の変数名を使用することができません。testモディファイアに変数を使用する場合は、小文字で記述してください。
- 更新履歴の一覧に"更新状態"を表示するようにしました。
- FastCGI環境では、外部モジュール(XMLRPC::Transport::HTTP)がFastCGIに対応していないため、XML-RPCを利用できません。
- Movable Type 4.xからバージョンアップをしたときに作成されるウェブサイトに、環境変数"DefaultWebsiteTheme"に指定されたテーマ(指定されていない場合は、"クラシックウェブサイト"テーマ)を適用するようにしました。
- Movable Type に同梱して配布している一部のCPANモジュールのバージョンを上げました。プラグイン開発者の方はご確認ください。
Beta 4で修正された問題点
Beta 4で修正された、Beta 3における既知の問題点
- ブログ記事やウェブページの保存ボタンが動作しない場合がある。(修正済み)
- Firefox 3.0.xで記事を編集したときに、アイテムの挿入や、フォントサイズの変更などリッチテキストエディタの挙動がおかしい。(修正済み)
マルチバイト、文字化けに関する修正点
- ブログ記事やウェブページの作成画面でアイテムをアップロードするときに、マルチバイトのファイル名が文字化けする。 (修正済み)
- ユーザー管理の画面で、"パスワードの再設定"アクションを実行すると、表示されるダイアログのメッセージが文字化けする。 (修正済み)
- システム情報の画面で、システム情報が文字化けする。 (修正済み)
- 投稿設定の画面で "句読点置き換え"を有効にすると、公開したブログ記事を文字化けする場合がある。 (修正済み)
- ダイナミックパブリッシングで、画像のファイル名がマルチバイトの場合、サムネイル画像が作成されない。 (修正済み)
- アイテム、オーディオ、ビデオ、画像のカスタムフィールドに、マルチバイトのファイルをアップロードすると、ファイル名が文字化けする。(修正済み)
- マルチバイトのファイル名のアイテムがバックアップに含まれる場合、アイテムを復元できない。(修正済み)
FastCGI環境に関する修正点
- FastCGI環境で、ブログ記事のインポートが完了しない。 (修正済み)
- FastCGI環境で、設定項目の変更が即時に反映されない場合がある。(修正済み)
- FastCGI環境で、インストール後にmt.cgiにアクセスすると、mt-upgrade.cgiにリダイレクトされてサインインできない。(修正済み)
その他の修正点
- バックアップを復元した後に、アイテム管理の画面で、ファイル名がマルチバイトのアイテムのサムネイルが正しく表示されない。(修正済み)
- バックアップを復元するときに、アイテムのURLが正しく復元されない。 (修正済み)
- バックアップを復元するときに、公開設定のダイアログで、復元されたアーカイブURLの設定が正しく表示されない。(修正済み)
- ブログ記事やウェブページの編集画面で、カテゴリ名とフォルダ名の表示が、正しくHTMLエンコードされない。 (修正済み)
- フォルダの管理で、 フォルダ名の表示が、正しくHTMLエンコードされない。(修正済み)
- カテゴリ名が、HTMLエスケープではなくHTML除去されている。 (修正済み)
- サイトパスに絶対パスを指定しているブログを復元するときに、公開設定のダイアログでサイトパスが正しく表示されない。 (修正済み)
- サイトパスに絶対パスを指定しているときに、ダイナミックパブリッシングが動作しない。 (修正済み)
- PerlIS.dll を利用している環境で、MT5が動作しない。 (修正済み)
- "ブログ記事の一括編集"アクションが表示されない。 (修正済み)
- Facebook Commenters プラグインの設定で、変更を保存するとエラーになる。 (修正済み)
- Facebook認証で投稿されたコメントを公開するとエラーになる。(修正済み)
- ダイナミックパブリッシングのキャッシュの設定および条件付き取得の設定を有効にすると、ダイナミックパブリッシングが動作しない。 (修正済み)
- ウェブページの作成画面で、ファイル名の設定箇所に拡張子が表示されない。 (修正済み)
- プラグインで独自に追加した、プラグインアクションが正しく実行されないことがある。 (修正済み)
- Firefoxでブログ記事を編集するときに、アイテムの挿入や更新履歴を表示し、キャンセルボタンで編集画面に戻るとエディタのボタンが動作しない。 (修正済み)
- mt-cp.cgi でプロフィール画像をアップロードすると、エラーになる場合がある。 (修正済み)
- MultiBlogのトリガーを作成するときに、エラーになる場合がある。 (修正済み)
- "検索結果"テンプレートで"blog_ids"モディファイアを使用するとエラーが発生する (修正済み)
- Internet Explorer 8 で、ブログ記事の編集画面を開いたときに、JavaScript のエラーが表示されることがある。 (修正済み)
- MT4.xからアップグレードしたときに、環境変数"DefaultSiteURL"および"DefaultSiteRoot"が設定されている場合、正しくアップグレードされない。(修正済み)
Beta 4における既知の問題点(修正予定)
以下の項目は、Beta 4における制限事項です。今後のベータで修正予定です。
- FastCGI環境で、圧縮されていないバックアップを復元するときに、エラーになる場合がある。
- Feeds.App Liteで取得したフィードの情報が文字化けする場合がある。
- FastCGI環境で、プロフィールを変更保存するとInternal Server Errorになる。
- FastCGI環境で、プロフィール画像をアップロードするとInternal Server Errorになる。
- PerlIS.dllを利用している環境で、Movable Type 4.xからアップグレードをすると、管理画面にログインできない場合がある。
- WXR形式のファイルをインポートすると、インポートしたデータが文字化けする場合がある。
- ブログのテンプレートを初期化すると、ブログでアイテム、オーディオ、ビデオ、画像のカスタムフィールドの値がHTMLエンコードされて表示される。
以上です。