5.0 Beta 3 リリースノート
最終更新日: 2010.05.13
ベータプログラムへの沢山のフィードバックをもとに、多くの機能を洗練したMovable Type 5.0 Beta 3を公開します。管理画面のユーザー インターフェースを見直し、操作性を向上しました。また、バージョンアップしたときのウェブサイトの自動作成方法を変更しています。
主な変更点は以下の通りです。
Beta 3で追加、変更された機能
管理画面の操作性向上
操作性向上のために、管理画面のデザインを変更しました。
- ウェブサイト、ブログ管理画面の右上に、[新規作成] ショートカットボタンを追加しました。ブログ記事の作成、ウェブページの作成、アイテムのアップロードを、1クリックでおこなえます。
- ユーザー ダッシュボードの表記を統一しました。また、ユーザー名のリンク先を、プロフィール編集画面に変更しました。
- ユーザー ダッシュボードの"ウェブサイトとブログ" ウィジェットで、選択されたタブを記憶するようにしました。
- ブログ記事とウェブページの作成および編集画面のボタン配置と表記を変更しました。
- ナビゲーション メニューに、ユーザー ダッシュボードへのリンクを追加。
- サイド メニューから、ブログ ダッシュボードおよびウェブサイト ダッシュボードの項目を削除しました。代わりに、ナビゲーション メニューのウェブサイト名とブログ名を、各ダッシュボードにリンクするようにしました。
- 管理画面の各ページでタイトルの表記を統一しました。
バージョンアップでのウェブサイト自動作成
MT4以前のバージョンから、MT5.0 Betaへのバージョンアップしたときに自動的に作成されていた、"標準のウェブサイト(Generic Website)" を廃止しました。MT5.0 Beta 3では、ブログのサイトURLを識別して、自動的に必要なウェブサイトを作成します。
この変更に伴い、既にBeta 1,2 へバージョンアップ済みの方は、データベースなどのバックアップからバージョンアップ前の状態に復元し、改めて MT5 Beta 3へとバージョンアップすることを推奨します。それができない場合は、自分でウェブサイトを作成して、"標準のウェブサイト"からブログを移動してください。
また、ウェブサイトのサイトURLから見てサブドメインに配置されているブログを、そのウェブサイトで管理できるようになりました。
関連する変更点は、以下の通りです。
- バージョンアップのときに、ウェブサイトを自動的に作成する。
- ブログの公開パス(サイトURL、サイトパス)設定と、サブドメインの指定に関連する管理画面の内容を変更する。
- ブログのサイトパスに、/(またはC:¥など)から始まるパスを書けばそれを絶対パスとして認識するようにした。
テーマとテンプレート
以下の機能を新たに追加しました。
- [テーマのエクスポート] 機能で、テーマをZIP形式で圧縮してダウンロードできるようにしました。
- テンプレートの検索結果の一覧で、公開されたページへのリンクを表示する。
- テンプレートの一覧画面に、SSIの有効状態アイコンを表示する。
加えて、以下の問題点を修正しました。
- インデックステンプレートが正しく公開されない場合がある。(修正済み)
- テンプレートの編集画面で、更新履歴を表示できない。 (修正済み)
- カスタムフィールドのタグ名に"Asset"を追加したブロックタグが正しく動作しない。 (修正済み)
- mt:AuthorUserpicURL がダイナミック パブリッシングで動作しない。(修正済み)
- ブログの全般設定で、 モジュールのキャッシュを無効にした場合に、テンプレート一覧の有効状態アイコンを正しく表示する。 (修正済み)
- テーマをエクスポートした時に、レジストリ(core/plugins/addons)からインストールされたテーマや、"protected" 指定されたテーマと同じベースネームが指定された場合は、上書き保存せずにエラーを表示する。(修正済み)
- アーカイブ テンプレートを公開できない。 (修正済み)
- ブログやウェブサイトにテーマを適用する際に、blog_template_set_change コールバックを実行する。(修正済み)
- 他のブログのテンプレートを blog_id を指定してインクルードする際に、テンプレート編集画面で[作成]ボタンを表示しない。(修正済み)
その他の変更点
- ウェブサイトやブログを作成したときに、サンプルのウェブページを作らないようにする。 (修正済み)
- Motion と Action Stream の、テンプレートおよびプラグインは、MT 5.0 には含まないことにしました。今後これらのプラグインをMT 5.x向けに提供するかどうか、引き続き検討していきます。
Beta 3で修正された問題点
Beta 3で修正された、Beta 2における既知の問題点
- カスタムフィールドの編集画面でサブカテゴリーをわかりやすく表示する。 (修正済み)
- コミュニティー掲示板テンプレートでカスタムフィールドの初期値を表示する。(修正済み)
カスタムフィールドに関する修正点
- カスタムフィールド作成後に、投稿画面の表示オプションが正しく保存されない。(修正済み)
- 必須のカスタムフィールドが表示されない。(修正済み)
- カテゴリーと関連づけたカスタムフィールドが表示されない。(修正済み)
- 必須指定されたアイテム カスタムフィールドが保存できない。(修正済み)
- カスタムフィールドで、日本語のベースネームで保存できてしまう。またその場合、値が正しく保存できない。(修正済み)
- 必須でないカスタムフィールドを表示オプションで表示できない。(修正済み)
検索/置換に関連する修正点
- ブログ記事やウェブページを検索するときに、投稿者による絞り込みが動作していない。(修正済み)
- システムの検索/置換画面に、システム管理者以外もアクセスできるようにする。 (修正済み)
- システムレベルのテンプレート編集権限をもっていても、ブログのテンプレートを検索できない。
- ブログでの検索/置換画面で、"ブログ" カラムを表示しない。(修正済み)
- カスタムフィールドの編集画面で、検索をするとエラーが表示される。(修正済み)
- ウェブサイトのアイテム検索で、ウェブサイトにあるアイテムが検索されない。(修正済み)
- 正規表現を使用した検索が動作しない。(修正済み)
ユーザー、権限、コメントに関連する修正点
- ウェブページの管理画面で、作者のリスト表示がおかしい。(修正済み)
- ダイアログ内の一覧で、[次へ]ボタンが正しく動作しない場合がある。 (修正済み)
- ユーザー情報の、タグの区切りの設定が正しく保存されない。 (修正済み)
- ユーザー ダッシュボードでプロフィール画像が標示されない。(修正済み)
- 承認されたコメント投稿者のコメントを即時公開するように設定していても、実際には公開されない。(修正済み)
- Facebook 認証で投稿されたコメントを公開するとエラーになる。(修正済み)
その他の修正点
- ブログ ダッシュボードにアクセスするとエラーになる場合がある。(修正済み)
- 通知メールが正しく送信されない。(修正済み)
- "最近のウェブサイト" ウィジェットや、ウェブサイトの一覧でのコメントやウェブページの数字とリンク先を、ウェブサイト内のブログのウェブページやブログにつけられたコメントの数は含まないようにする。(修正済み)
- latin1のデータベースでダイナミックパブリッシングをおこなうと文字化けする。 (修正済み)
- 復元を途中で中断すると、ダッシュボードを表示するときにエラーになる。(修正済み)
- Internet Explorer 6 および Internet Explorer 8での表示を改善する。(修正済み)
- FastCGIを利用しているとサイドメニューが表示されない。(修正済み)
- FastCGIを利用しているとテーマの設定が更新されない。 (修正済み)
Beta 3における既知の問題点(修正予定)
以下の項目は、Beta 3における制限事項です。今後のベータで修正予定です。
- ブログ記事やウェブページの保存ボタンが動作しない場合がある。
- Firefox 3.0.xで記事を編集したときに、アイテムの挿入や、フォントサイズの変更などリッチテキストエディタの挙動がおかしい。
- コメントのページ送りは、一部のテーマのみで利用可能。
- バックアップを復元できない場合がある。
- ブログのサイトパスに、絶対パスを指定した場合の管理画面での表示がおかしい。
- MultiBlogのトリガーで、"ウェブサイト内のすべてのブログ" でトリガーを有効にするオプションを追加する。
- サイトURLとアーカイブURLで、別のドメインを利用している場合、アップグレード後にアーカイブURLを編集できない。
- プロフェッショナル テーマを、ウェブサイトとブログ用にデザインしなおす。
以上です。