強化された Movable Type 4 のテンプレートタグ
Movable Type のカスタマイズといえばテンプレート。テンプレートといえばテンプレートタグです。Movable Type 4 ではテンプレートタグも強化されました。何度かにわけてそのポイントをご紹介します。まずは基本的なテンプレートのサンプルを見てみましょう。
<MTEntries lastn="1">
<div class="section" id="entry-<$MTEntryID$>">
<h2><$MTEntryTitle$></h2>
<$MTEntryBody remove_html="1"$>
</div>
</MTEntries>
サンプルは (X)HTML とテンプレートタグを組み合わせたものです。出力結果を見てみましょう。
<div class="section" id="entry-1">
<h2>I just finished installing Movable Type 4!</h4>
<p>Welcome to my new blog powered by Movable Type 4. This is the first post on my blog and was created for me automatically when I finished the installation process. But that is ok, because I will soon be creating posts of my own!</p>
</div>
<MT...></MT...>
となっている部分は構築されたページでは表示されず、<$MT...$>
となっている部分には対応した情報が、それ以外の部分はそのまま出力されます。つまり Movable Type のテンプレートは HTML だけでなく、様々なドキュメント形式で利用できるということです。
Movable Type 4 では、<MT...></MT...>
となっているタグをブロックタグ、<$MT...$>
となっているタグをファンクションタグ (機能タグ)と呼んでいます。
<MT...></MT...>
ブロックタグ括られたコンテンツをひとつのまとまりとして扱います。
<$MT...$>
ファンクションタグ (機能タグ)指定されたされた値を出力します ($は必須ではありませんが、ブロックタグと区別する為に付けておくと解りやすいです)。また、remove_html="1" のような属性を付けることにより、出力結果を操作できます。
大文字と小文字を区別しません
Movable Type 4 のテンプレートタグは、大文字と小文字を区別をしません。つまり <MTEntries>
と <MtEntries>
また <mtentries>
は同じ Movable Type タグとして認識されます。<MTSubCategories>
のようなタグもどの文字が大文字になるのか迷わずに書るようになりました。
Movable Type タグ内で区切り文字が利用可能に
ちいさな変更ですが、Movable Type 4 のテンプレートタグは XML の表記のような区切り文字が利用できます。つまり <MT:Entries>
や <mt:entries>
のような記述が可能になります。
テンプレートタグについては他にも様々な強化が行われています。今後も紹介していきますので、ぜひチェックしてください。