Q.指定日投稿後に自動でサーバー配信を実行することはできますか
指定日投稿で公開したファイルを、サーバー配信機能で配信し、配信先のサイトを更新することはできますか。
A.
指定した日時でコンテンツデータ(記事・ウェブページを含む)を公開する指定日投稿機能と、公開されたファイルをほかのサーバーに転送するサーバー配信機能はそれぞれ独立しており、自動で連携させることはできません。
指定日投稿の日時から、ある程度の間隔を空けて間隔を開けた日時を、サーバー配信の配信日時として指定するかたちでご対応ください。
空ける間隔の目安は「再構築時間 + 5 分」となります。
具体的な解説と手順は以下の通りです。
- 指定日投稿機能
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指定した日時に再構築処理をおこない、Movable Type クラウド版上でコンテンツデータを公開します。
Movable Type クラウド版では、5 分おきにタスクのチェックをおこなっており、チェックの際、指定日時が現在時刻を過ぎているコンテンツデータが見つかった場合に、そのコンテンツデータを公開します。
タスクのチェックが 5 分間隔のため、実際に公開される日時は、指定日時から最大 5 分遅れることがあります。また、公開処理の際には再構築が実行されるため、コンテンツデータを即時に公開したときと同じだけの時間がかかります。
例えば、コンテンツデータを即時公開した際の再構築に 1 分ほどかかる場合、指定日時を「2020/01/01 10:00:00」に設定すると、実際に公開される時刻は最大で 10:06 になる可能性があります。
- スケジュール配信機能
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あらかじめ指定した日時をもとにサーバー配信をおこないます。
このサーバー配信は処理待ちタスクとして予約され、指定日時を過ぎた後の最初のスケジュールタスクの実行により開始されます。
タスクのチェックは 5 分おきにおこなわれるため、ここでも最大 5 分の遅れが生じることがあります。また、配信開始から終了までには、更新された配信対象のファイルが、配信先の FTP サーバーに転送される時間がかかります。
そのため、配信先のサイトが更新されるのは、配信処理開始から転送時間を加えた時刻になります。例えば、ファイルの転送時間に 3 分かかる場合、配信日時を「2020/01/01 10:00:00」に設定すると、配信先のサイトが更新されるのは最大で 10:08 になる可能性があります。
- 設定から配信確認までの具体例
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前提とする所要時間を以下とします。(実際の時間はご利用環境によって異なるため、一度テストして所要時間を確認しておくことをおすすめします。)
- コンテンツデータを即時公開する際の再構築にかかる時間は約 1 分
- サーバー配信の開始から終了にかかる時間は約 3 分
上記の前提をもとに、指定日投稿により公開したファイルをサーバー配信する場合の流れは以下のとおりです。
- 指定日投稿の指定日時を「2020/01/01 10:00:00」に設定する
- 「再構築時間(約 1 分)+ タスクチェック間隔(最大 5 分)」を考慮し、サーバー配信の配信日時を「2020/01/01 10:07」に設定する(配信の開始・終了の通知メールを受け取るメールアドレスも設定しておく)
- 「タスクチェック間隔(最大 5 分)+ ファイル転送時間(約 3 分)」を見込み、「2020/01/01 10:15」になった時点で配信先のサイトの更新状況を確認する
- サイトがまだ更新されていない場合、管理画面内のログもしくは配信設定画面で設定したメールアドレス宛の通知メールの中に、配信終了の旨の通知があるか確認し、通知がない場合は通知が来るまで待つ