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Q&A技術的な質問と回答

Q.Movable Type の「バックアップ」機能とクラウド版の「定期自動バックアップ」機能の違いを知りたい

Movable Type の「バックアップ」機能とクラウド版の「定期自動バックアップ」機能の違いは何ですか。

A.

違いは以下のとおりです。

Movable Type のバックアップ機能

ソフトウェア版の Movable Type と共通の標準機能です。(Movable Type 7 以降では名称が「サイトのエクスポート」に変更されました。)

バックアップ対象は、Movable Type で作成したデータ(記事、テンプレート、カスタムフィールド、設定 など)とアップロードしたアイテムとなります。

詳細は以下のドキュメントをご参照ください。

バックアップしたサイトは、Movable Type クラウド版上に追加されるかたちで復元されます。
そのため、サイトなどの各データに割り振られる ID が変わります。
テンプレートなどで include_blogs や blog_ids といった ID を指定するモディファイアを使用している場合には、復元後の ID に修正する必要があります。ご注意ください。

クラウド版の定期自動バックアップ機能

Movable Type クラウド版のみの独自機能です。

1 日 1 回、午前 1 時に自動でバックアップがおこなわれます。
バックアップは「backup」ディレクトリに保存されます。
バックアップは最新の 1 世代(つまり昨日分)のみ作成されます。
※ディスク容量に、コンテンツのバックアップファイル(1世代保持)は含まれません。
管理画面の「環境のリストア」にて復元が可能です。

このバックアップには、データベースのダンプデータ(Movable Type で作成したデータ)やアップロードしたアイテムに加え、再構築で出力した静的ファイルとサーバーの環境設定ファイルなどが含まれます。

作成したデータだけでなく、クラウド環境全体をまとめて以前の状態に完全にロールバックされます。
Movable Type クラウド版では主にこの定期自動バックアップを使用します。

Movable Type の標準機能「サイトのインポート」では、既存環境にデータを追加するかたちで復元されますが、「環境のリストア」では、バックアップ時の状態にロールバックされます。
そのため、バックアップ以降に作成したデータは「環境のリストア」により失われますのでご注意ください。

詳細は以下のドキュメントをご参照ください。

前日よりも過去のバックアップを残すためには、FTPS でクラウド環境に接続して「backup」ディレクトリ内のファイルを都度ダウンロードしてください。
ダウンロードしたファイルはクライアント PC などに保存し、別途お客様にて保管してください。

お客様にて保管しているバックアップファイルでリストアする場合は、バックアップファイルを「restore」ディレクトリにアップロードしてください。
アップロード完了後、自動的にリストアが開始され、数分で処理が完了します。

処理完了のメッセージは表示されませんので、アップロード完了後、数分経過してから管理画面にアクセスしてください。

リストアをおこなうと、処理開始時点のデータがバックアップされ、「backup」ディレクトリにある既存のバックアップファイルと入れ替わるかたちで保存されます。

以下の「restore」や「backup」などの各ディレクトリの役割については以下のドキュメントをご参照ください。

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