Movable Type AMI版を Amazon Linux 2 から Amazon Linux 2023 に移行する
Movable Type AMI版を Amazon Linux 2 (AL2) から Amazon Linux 2023 (AL2023) に移行するためのガイドです。
お客様の環境やカスタマイズなどによっては、このガイドだけでは不十分な場合がありますので、ご注意ください。
新しい Amazon Linux 2023 対応のインスタンスを起動するMovable Type AMI 版を利用して、新しい EC2 インスタンスを起動してください。
Movable Type AMI版のEC2インスタンスの起動方法
Amazon Linux 2023 では、同じ AMI で nginx と Apache httpd に対応しています。Movable Type 動作については、CPU アーキテクチャによる違いはありません。移行元のインスタンスでのデータベースのバックアップ. インスタンス内のデータベースを利用している場合は mysqldump コマンドなどを利用してデータベースのバックアップを取得してください。初期設定のままであればMariaDB のデータベースは movabletype、ユーザ名は sixapart です。
MySQL のバックアップ ファイルの移行
初期設定のままであれば、移行対象になるディレクトリは次のとおりです。AL2023 では、ディレクトリ構成が変更されていますので、注意して新しいインスタンスに移行してください。
/data/file/static 公開サイトのデータ
/data/file/cgi-bin ユーザーCGI (Apache httpd のみ)
/app/movabletype/plugins プラグインのうちユーザーが追加したものを /data/file/plugins に移行する
/app/movabeltype/mt-static/support/ サポートディレクトリの内容を /data/file/support に移行する
/app/movabletyepe/themes テーマディレクトリのうちユーザが追加したものを /data/file/themes に移行する
/app/movabletype/alt-tmpl 代替テンプレートがあれば /data/file/alt-tmpl に移行する
必要に応じで /data 下の他のディレクトリのファイルも移行してください。データベースを復元する
既存の Movable Type サイトを Movable Type AMI版に移行する を参考に、2 で取得したデータベースのバックアップを使って新しいインスタンスでリストアしてください。 - ウェブサーバを選択する
移行前のインスタンスに合わせて、/app/tools/switch-webserver コマンドを使ってウェブサーバを選択してください。
- 設定ファイルを調整する
/data/file/conf にある設定ファイルを、お客様の環境に合わせて調整してください。mt-config.cgi の変更点などは、リリースノートを参考にしてください。
Movable Type AMI版 Movable Type 7 r.5402 (7.9.7-2) Amazon Linux 2023 対応 リリースノート - Movable Type サービスを再起動する
既存の Movable Type サイトを Movable Type AMI版に移行する を参考に starman を再起動してください。