クラウド版(20240424)リリースノート
本リリースは、Movable Type 7、Movable Type 8、Movable Type Premium のクラウド版でのみ提供されます。
変更された機能
- SSL 証明書の検証に利用している CPANモジュールのMozilla::CAを
Mozilla-CA-20240313
にアップデートしました(CLOUD-411) - セキュリティ対策として Apache HTTP Server 2.4.58 を 2.4.59 にアップデートしました (CLOUD-405)
修正された問題
- Rocky Linux で稼働している VM でプランが L8、XL16 のときには run-periodic-tasks を複数動作させるように修正しました。サーバー配信やバックグラウンドでの再構築など時間がかかるタスクを実行中でも指定日投稿などの実行を並行して行えるようになります。 (CLOUD-409)
- Rocky Linux 版へのFTP接続でパッシブモードを利用している場合に、正しい IPv4 のアドレスが返されない問題を修正しました (CLOUD-406)
- Rocky Linux で稼働している VM でクラウドサービスメニュー内の「セキュリティ」の設定で FTP の IP アドレス制限を適用している環境において FTP のアクティブモードを使ってサーバー配信(Movalble Type Premium の SiteSync も含む)をしている場合に途中で接続が停止する場合がある問題を修正しました (CLOUD-418)
その他
CentOS 7 環境から Rocky Linux 環境にアップデートされたクラウド環境から FTP サーバーへサーバー配信ができないというお問い合わせをいただいております。 Rocky Linux 版では openssl 3 系が採用され、DEFAULT に指定されている暗号スイートが変更されたため、FTP サーバーによっては接続できないことがあります。接続できないときは次のいずれかの対応をお願いします。
- FTP サーバーの暗号スイートを変更する(FTP サーバーが vsftpd であれば
ssl_ciphers
パラメータの見直し。例:ssl_ciphers=HIGH
) - 接続先の FTP サーバーにあった暗号スイートを環境変数 FTPSOptions の
SSL_cipher_list
を指定する(例:SSL_cipher_list=AES128
)