Movable Type 8.8.4 リリースノート
これまでに発見または、報告された問題を解消しています。また、このバージョンでは複数のセキュリティ上の問題の解決や改善が含まれています。
新機能・改善された機能
- メール送信における SMTP 認証として OAuth 2.0 (Gmail, Outlook) に対応しました (SUPPORT-37)
- システム情報画面に Movable Type のスキーマバージョンを表示するように改善しました (SUPPORT-654)
- アップグレード時などに表示される不足している必須の Perl モジュールに関するメッセージを改善しました (SUPPORT-724)
- システムログの一括削除機能に期間指定を追加し、指定した日時より前のログを削除できるようにしました (SUPPORT-756)
- GoogleAnalyticsV4 プラグインのクライアントシークレット入力欄をパスワードフィールドに変更しました (MTC-31207)
- 同梱している extlib の CPAN モジュール を更新しました (MTC-31138, MTC-31175)
CGI(4.69 → 4.71)Data::ObjectDriver(0.25 → 0.27)File::Temp(0.2311 → 0.2312)Image::ExifTool(13.30 → 13.44)LWP::Protocol::http(6.78 → 6.81)LWP::UserAgent(6.78 → 6.81)MIME::Lite(3.033 → 3.035)MIME::Types(2.28 → 2.30)Net::HTTPS(6.23 → 6.24)URI(5.32 → 5.34)- この更新に伴い、画像のメタデータ処理に利用している
MT::Image::ExifDataを最新版に更新しました (MTC-31075)
MTRichTextEditor
- HTMLのスニペット(動画サービスの埋め込みプレイヤーのiframeなど)を編集領域にペーストした場合に、エスケープされたテキストではなくHTMLタグとして挿入されるようになりました(MTC-30817)
- svg 要素をサポートしました (MTC-31120)
- 利用している Tiptap のバージョンを 3.20.1 に更新しました (MTC-31054)
ダイナミックパブリッシング
- 同梱している ADOdb を 5.22.7 から 5.22.11 に更新しました (MTC-30718)
- CommonMark プラグインに同梱している league/commonmark を 2.7.0 から 2.8.1 に更新しました (MTC-31218)
JavaScript ライブラリ関連
- jQuery 4.0.0 を同梱しました。環境変数
UsejQuery4を 1 にすることで jQuery バージョン 4 系列を利用することができます。あわせてSharedPreview プラグインを jQuery 4.0.0 系列でも動作するようにしました (MTC-31132 / MTC-31152) - jQuery Validation を 1.20.0 から 1.22.1 に更新しました (MTC-31150)
- jQuery UI を 1.14.1 から 1.14.2 に更新しました (MTC-31151)
- 管理画面のタッチ操作に使用している jquery.ui.touch-punch.js を jQuery 3系列への対応などが追加されたバージョンに更新しました (MTC-31169)
- 管理画面のアクセス解析やクラウド版のディスク容量表示で利用しているグラフ描画ライブラリを Chart.js に変更しました (MTC-28555)
クラウド版の独自機能
- クラウド版において、ディスク使用量が 95% に達した際にダッシュボードへ警告通知を表示する機能を追加しました (MTC-31148)
- Apache httpd のバージョンを 2.4.66 から 2.4.67 に更新しました (CLOUD-552)
- Nginxのバージョンを 1.28.1 から 1.30.1 に更新しました (CLOUD-550)
修正された問題
- 管理画面テーマ admin2023 などの古いテーマで共有プレビューを利用した際、共有プレビューリンクとパーマリンクが表示されない問題を修正しました (MTC-31186)
- モーダルウィンドウ内でコンテンツデータをロードする際、 HTTP の Content-Type ヘッダーに誤った文字が含まれていた問題を修正しました (MTC-31116)
- 共有プレビュー画面を表示した際、ブラウザーの開発者ツールに jQuery Migrate の警告が出力される問題を修正しました (MTC-30569)
- 環境変数
UseRiotを 1 に設定している場合、コンテンツタイプ編集画面の操作で 404 エラーが発生する問題を修正しました (MTC-30625) - コンテンツタイプごとの「コンテンツデータの作成」権限のみを持つユーザーが、自身が所有する公開済みのコンテンツデータを一覧画面から編集できるように修正しました (MTC-30910)
- 記事のインポートとエクスポートの機能で、MT形式におけるセパレータ文字列が記事データに含まれる場合でも、エクスポートしたデータを正しくインポートできるように修正しました (MTC-31058)
- サイトのインポートをするときに予期せぬ挙動を引き起こす可能性があるため、一時作業用の
mt_deletefileinfoテーブルをサイトデータのエクスポート対象から除外しました (MTC-31093) - アセットのアップロード時に「画像の向きを自動的に修正する」機能を有効にした場合、特定の Exif Orientation タグの値においてミラーリング処理が正しく行われない問題を修正しました (MTC-31118)
- BlockEditor プラグインで画像フィールドを含むコンテンツデータを検索した際、画像のデータが存在しない場合に未初期化変数の警告が発生する問題を修正しました (MTC-31134)
- コンテンツデータ検索時に、コンテンツタイプ型のコンテンツフィールドの情報が破損などで取得できない場合に未初期化変数の警告が発生する問題を修正しました (MTC-31135)
- 削除されたユーザーが作成した記事を含む一覧画面において、作成者でソートを実行した際に未初期化変数の警告が発生する問題を修正しました (MTC-31137)
- 特定環境での不具合を回避するため
YAML::PPをMT::Util::YAMLの自動識別対象から除外しました (MTC-31145) - アーカイブマッピングで日付フィールドを利用しているコンテンツタイプの古いデータを削除すると、最新のコンテンツタイプアーカイブの内容が意図せず更新される問題を修正しました (MTC-31167)
- コンテンツデータの保存前コールバック
cms_pre_save.content_dataが偽値を返した際、適切にエラーとして処理されず保存が続行される問題を修正しました (MTC-31172) - 共有プレビュー用のセッションデータが保存される
mt_previewテーブルをサイトのエクスポート対象外となるように変更しました (MTC-31176) - サイトのバックアップ復元時に、対象外として指定されているテーブルのデータが含まれていた場合は復元をスキップするよう修正しました (MTC-31094)
- GoogleAnalyticsV4 プラグインのトークン取得時に state パラメーターを利用してリクエストを検証するようにしました (MTC-31208)
- テーマを上書きエクスポートすると、エクスポート画面の「常に全てのオプションをエクスポート対象にする」のチェックが意図せず外れる問題を修正しました (SUPPORT-770)
ダイナミックパブリッシング
- テンプレートタグ
MTAssetFilePathが疑似パス (%rや%a) 指定を正しく扱えず、ファイルパスが正常に出力されない問題を修正しました (MTC-31215)
MTRichTextEditor
- ruby 要素の使用時に不要なスペースが入って表示される問題を修正しました (MTC-31168)
- oEmbed のオブジェクトの前に挿入された p 要素を削除できるように修正しました (MTC-31101)
- 記事の編集画面で画像にリンクを設定しようとすると画像が削除される問題を修正しました (MTC-31113)
- コンテキストツールバーがモーダルウィンドウよりも上に表示される問題を修正しました (MTC-31125)
- 空の div 要素がキーボード操作で削除しづらい挙動を修正しました (MTC-31224)
- 空の div 要素を保存すると、div 要素中に p 要素が追加される挙動を修正しました (MTC-31223)
- div 要素内の直下にある a 要素が p 要素に囲まれる挙動を修正しました (MTC-31222)
- 改行などを含むテキストを貼り付けたときの HTML 構造を修正しました (MTC-31173)
- td 要素と th 要素に含まれるテキストを編集する際に意図しない p 要素が挿入されてしまう問題を修正しました (MTC-31291)
サーバー配信
- サーバー配信を途中で打ち切った際、再度配信が開始される問題を修正しました (MTC-31106)
セキュリティ上の修正、改善
- インストールされている Movable Type 本体やプラグインがアップグレードされているときに、適切な権限を持たないユーザーがアップグレード処理を進めることができる問題を修正しました。環境変数
RequireUpgradePermissionで制御することができます (CVE-2026-44392, MTC-30699) - 管理画面のイベントハンドラ属性内で使用する変数についてのエスケープ処理を強化しました (MTC-30998)
更新されたプラグイン
- MTRichTextEditor を 1.0.4 から 1.0.5 に更新しました (MTC-31302)
謝辞
リリースにあたり不具合の報告や機能要望をしていただいた皆様すべてに感謝します。また、脆弱性情報のハンドリングにご協力いただいた JPCERT/CC, IPA に感謝します。
特に次の皆様には、個別に感謝します。
- エムロジック株式会社 田島 誠 氏 (MTC-31118 / FEEDBACK-2649)
- 株式会社エヴォワークス 大越 俊輔 氏 (MTC-31113 / FEEDBACK-2647)