クラウド版 Movable Type 8.6.0 リリースノート
これまでに発見または、報告された多くの問題を解消しています。
新機能・改善された機能
- 環境変数
TrimFilePath
が 1 のとき、ファイルアップロード時に、ファイル名前後の空白の削除を行うように変更しました (MTC-11090) - GraphicsMagick 使用時、カラーモードが CMYK 形式の画像ファイルがアップロードされたときには、カラースペースを RGB に変換して扱うようにしました (MTC-30052)
- パスワードを変更したとき、サインイン中の他のログインセッションをすべて無効にするようにしました。また、ログにパスワードを変更した旨を記録するようにしました。管理者によってパスワードが変更されたときには、ユーザーは再ログインが必要になります (MTC-29934)
- 同一のプラグインが複数インストールされている場合に新しいバージョンが有効になるように修正しました(MTC-29769)
- Cookie に
HttpOnly
属性やSameSite
属性を付与しました。HttpOnly 属性は on がデフォルトに、SameSite 属性は Lax をデフォルトにしました (MTC-30195)
- 環境変数
CookieHttpOnly
とCookieSameSite
を追加しました
- 環境変数
- jQuery UI を 1.13.2 から 1.14.1 に更新しました(MTC-29911)
- サーバー配信のログや作業用テーブルをバックアップに含めないように修正しました (MTC-30071)
- URI モジュールの要求バージョンを5.12に更新しました (MTC-30085)
- エクスポートデータのリストフィールドに255文字を超える文字列がある場合、コンテンツデータ保存時とエクスポート後のインポート時にエラーが起こる問題について、エラーが起こらないように修正しました (MTC-30176)
- モバイルデバイス向けアップロード画面におけるアップロードオプション設定の項目名を「アップロードの設定を変更する」にしました (SUPPORT-536)
- 同名ファイルのアップロード時、既存のアセットと種類が異なっていても上書きアップロードできるようにしました(SUPPORT-407)
- システム情報にオペレーティングシステム情報を追加しました(SUPPORT-541)
- 記事の編集画面のタグ項目で入力候補に日本語が利用できるようにしました(SUPPORT-517)
- テーマエクスポート時のオプションで「常に全てのオプションをエクスポート対象にする」を設定できるようにしました (MTC-27600)
MTBlockEditor
- MTブロックエディタを 1.2.5 から 1.2.6 に更新しました (MTC-30289)
多要素認証プラグイン
- 多要素認証プラグインの MFA-TOTP プラグインを 1.0.1 から 1.1.0 に更新しました
- 認証デバイスに表示される「発行者」の名前を変更できるようにしました (MTC-30181)
サーバー配信
- 環境変数
SendTransferredFiles
が 1 のとき、サーバー配信時の通知メールの内容に配信したファイル一覧を含めるようにしました (SUPPORT-356)
- 環境変数
SendTransferredFiles
を追加しました
- 環境変数
修正された問題
- Data API でサイトを作成した際に一部のデータが反映されない問題を修正しました (MTC-30288)
mt.js
を読み込んでいるデザインテーマにおいてCommentsプラグインがないもしくは無効の場合に JavaScript エラーが発生する問題を修正しました (MTC-29957)- ユーザーの情報を変更するときにログに記載するように修正しました (MTC-29796)
- 子サイトの編集権限のみ持つユーザーのシステムメニューのサイト一覧に親サイトだけが表示される問題について、子サイトのみ表示されるように修正をしました (MTC-30245)
MT_CONFIG_
で始まる環境変数は Movable Type 環境変数の設定に利用したあとは、システム環境変数から削除するように変更しました (MTC-30280)- コンテンツタイプ型コンテンツフィールドにて下書きステータスのコンテンツデータが表示される問題について、公開ステータスのコンテンツデータのみが表示されるように修正をしました(MTC-28806)
- 環境変数
HidePrivateRelatedContentData
を追加しました
- 環境変数
- なんらかの理由でコンテンツフィールドのデータが破損した場合、プレビューに含めないように修正をしました (MTC-30263)
IfArchiveType
のarchive_type
モディファイアにコンテンツタイプ系の値を入れたときの判定で大文字小文字を無視するようにしました。また、 content_type 指定がない場合はエラーにせず type 名の判定のみするようにしました (MTC-30007)- Data API でのテーマエクスポートが管理画面からテーマエクスポートした内容と異なる問題について、管理画面からと Data API からのエクスポートの内容が一致するように修正をしました (MTC-28556)
- コンテンツデータ一覧のソート順カラムに指定されていてコンテンツフィールドを削除すると一覧画面でエラーが発生する問題について、エラーのアラートが出なくなるように修正をしました (MTC-30257)
GraphicsMagick
を使用時、サムネイルが正しく作成されていないことがあったので修正しました (MTC-30047)MTApp:Widget
タグの中に form 要素がある場合でもデフォルトの form でくくられてしまう問題を修正しました (MTC-30043)- コンテンツデータ編集画面のパンくずリストが適切に表示されるようにしました (MTC-30180)
MTTags
タグにcontent_type
指定がある場合はブロック内部でMTContentTypeName
などが使えるように修正しました (MTC-30226)- 日本語対訳の誤字を修正しました (MTC-30255 MTC-30248)
- サインインができないときのログメッセージをセッションがタイムアウトしたときには「サインインに失敗しました(おそらくセッションの有効期限が過ぎていました)」に変更してパスワードが正しくないときで区別できるようにしました (MTC-29933)
- 新規インストール・アップグレード時に
TinyMCE5
、BlockEditor
のモジュールの状態が適切に保存されない場合がある問題を修正しました (MTC-30022) - MTのアップグレードが途中で中断される場合がある問題について修正しました (MTC-30008)
TinyMCE
の「画像を挿入」ボタン経由で画像のみアップロードされるようにしました (MTC-30162)- Svelte 向けにビルドされた JavaScript ファイルが window オブジェクトをに影響を与えていた問題を修正しました (MTC-29920)
- 「画像を編集」ボタンを押した後に表示される保存確認ダイアログで「キャンセル」を押し確認ダイアログを閉じた後、再度保存せずに「画像を編集」ボタンを押す場合と、別の画面に移ろうとした場合に確認メッセージが出るようにしました (MTC-30001)
MT::Permission
のcan_upload
メソッドで権限を削除できない問題を修正しました (MTC-30079)- 拡張子の無い日本語名の画像ファイルもアップロードできるようにしました (MTC-27542)
- コンテンツデータが多い場合でも正しく検索できるように修正しました (MTC-26347)
- プラグインが正しく読み込まれるように
config.yaml
で定義されたプラグインのyamlを読み込むタイミングの修正をしました (MTC-30062) MT::Permission::_all_perms
の改善をしました (MTC-30064)- 重複した名前のプラグインが存在する場合、自動では新しいバージョンのプラグインが有効となって実行され、手動では古いプラグインを有効に変更することもできるようにしました (MTC-29764)
MT::PSGI で
Plack::Request
をインポートしないようにしました (MTC-29970)- 拡張子がなくハイフン等で区切られた名前の画像ファイルもアップロードできるようにしました (MTC-30080)
廃止された機能
- コンテンツタイプのレジストリ
feed_value_handler
を削除しました (MTC-29637) - 不要な
method
をdeprecated
にしました (MTC-30093)
MT::CMS::ContentType
のselect_list_content_type
とselect_edit_content_type
は削除候補としました
謝辞
リリースにあたり不具合の報告や機能要望をしていただいた皆様すべてに感謝します。
特に次の皆様には、個別に感謝します。
- エムロジック株式会社 田島 誠 氏 (MTC-30288/FEEDBACK-2600)