Movable Type 7 RC リリースノート
Movable Type 7 RC では、ベータ3 リリース以降にいただいたフィードバックへの対応や、いくつかの改善や変更がおこなわれています。また、製品リリース時に確定している制限事項・既知の問題点についても列挙しています。
日本語翻訳の追加
日本語への翻訳を同梱しています。製品リリース時には、ドイツ語・オランダ語・フランス語・スペイン語の翻訳は同梱されない見込みですが、翻訳が完了し次第左記言語につきましてもリリースを行ないます。
改善された機能
- [MTC-11747] mt_fileinfo テーブルに「fileinfo_content_data_id」を追加しました。
- [MTC-25041] テンプレート一覧画面のデザインを調整しました。
- [MTC-25110] コンテンツタイプの検索と置換において、置換に利用できないフィールドにマークを表示するようにしました。
- [MTC-25130] 再構築トリガーの作成モーダルについてデザインを調整しました。
- [MTC-25156] ダッシュボードのデザインを調整しました。
- [MTC-25168] ロールの編集画面に置いて、コンテンツタイプの表記を判別しやすいようにしました。
- [MTC-25210] コンテンツフィールドの最小、最大の表記についてデザインを調整しました。
- [MTC-25251] ユニーク ID が重複して発行されないようにチェックを強化しました。
- [MTC-25285] ブロックエディタにおいて、埋め込みテキストの編集領域のデザインを見直しました。
- [MTC-25299] ブロックエディタにおいて、テキストブロックの編集領域のデザインを見直しました。
- [MTC-11905] MTTArchives タグがコンテンツタイプに関連するアーカイブを出力するようになりました。また、この修正にともない、MTArchives のブロック内でアーカイブタイプごとに設定されているテンプレート変数が判定できるようになりました。テンプレート変数は “template_params” というハッシュ変数にセットされています。
E.g.
<mt:Archives>
<mt:if name="template_params" key="category_set_based_archive">
<mt:CategorySets>
<mt:ArchiveList content_type="[ uniqu_id or name or id ]">
<mt:ArchiveListHeader>
<h3><mt:ArchiveTitle></h3>
</mt:ArchiveListHeader>
<ul><li><mt:ArchiveCount></li></ul>
</mt:ArchiveList>
</mt:CategorySets>
</mt:if>
</mt:Archives>
変更された機能
- [MTC-10637] インストール時に初期サイトの作成を行なわないように変更しました。
- [MTC-11710] 「Manager Website With Blogs」権限の廃止に伴い、同権限を有するユーザーに対して、アップグレード時に所属する子サイトへのサイト管理者権限を付与するように変更しています。
- [MTC-11766] 「Publish Content Data」権限からサイトの再構築権限を取り除きました。
- [MTC-25125] TinyMCE のアイコンを Movable Type 7独自のデザインのアイコンに変更しました。
- [MTC-25178] 新規コンテンツタイプの作成時、ユーザーに寄る表示オプションの変更を初期状態で許可するように変更しました。
- [MTC-25186] テーマ一覧に表示されるサムネイルのサイズを small から medium に変更しました。
- [MTC-25282] 同梱している a-table.js をバージョンアップしました。
- [MTC-25286] 同梱している Data API JS SDK を更新しました。
- [MTC-25312] 新規ユーザーの作成時、CMSとData API のサインイン権限を初期状態で有効に変更しました。
- [MTC-25315] Manage Category Set 権限から Manage Category 権限を取り除きました。
新しく追加、または変更されたテンプレートタグ
MTTags
type モディファイアの値として “contenttype” が指定可能になりました。また、特定のコンテンツタイプをシテイするためのモディファイアとして “contenttype” にコンテンツタイプの ID、名前またはユニーク ID を指定できるようになりました。
修正された問題
- [MTC-25327] ラジオボタン型のコンテンツフィールドの値として「0」を定義したとき、乳力エラーが発生する問題を解決しました。
- [MTC-25203] ブロックエディタにおいて、ブロック追加のモーダルにスクロールバーが表示されていた問題を解決しました。
- [MTC-25268] ブロックエディタから画像を追加したとき、同じアセットが複数作成される問題を解決しました。
- [MTC-25278] リスティングフレームワークを利用した一覧画面において、「listReady」イベントが発行されていない問題を解決しました。
- [MTC-25308] 日付型のカスタムフィールドにおいて値が保存されない問題を解決しました。
- [MTC-25310] 記事の本文に入力した内容が保存されない問題を解決しました。
- [MTC-10627] 新規ユーザーのロール選択モーダル内において、選択されたロール名が表示されない問題を解決しました。
- [MTC-11565] コンテンツタイプのフィールド名について XSS の対策を行いました。
- [MTC-11687] アカウントロックの通知先など、システム管理者を選択したとき、選択されたシステム管理者が設定の保存後にクリアされる問題を解決しました。
- [MTC-11695] TinyMCE を無効にしたとき、Multi Line Text フィールドが利用できない問題を解決しました。
- [MTC-11709] TinyMCE にまつわるいくつかの問題を解決しました
- [MTC-11711] 「Create Content Data」権限のみを有しているとき、コンテンツデータの保存時に権限エラーが発生していた問題を解決しました。
- [MTC-11717] MTContentPermalink タグが優先アーカイブに従い URL を返していない問題を解決しました。
- [MTC-11780] サイト管理者の権限を有するとき、ダッシュボードのサイト一覧ウィジェット内に新規作成用のリンクが表示されない問題を解決しました。
- [MTC-11783] Multi Line Text フィールドにユーザーが入力していないテキストが入力される問題を解決しました。
- [MTC-11791] テキストエリアの高さを変更したとき、変更後の高さが保持されない問題を解決しました。
- [MTC-11822] コンテンツフィールドごとの権限について、正しく動作していない問題を解決しました。
- [MTC-11852] アップグレードするとき、権限の移行が正しく行なわれない問題を解決しました。
- [MTC-24922] テンプレート一覧において、SSI とキャッシュのステータスアイコンが適切に変わらない問題を解決しました。
- [MTC-25007, MTC-25047] ユーザーの権限に寄らずアクセス可能な画面がある問題を解決しました。
- [MTC-25112] アセットの編集モーダル画面において、タグのサジェスチョンが正しく表示されない問題を解決しました。
- [MTC-25124] Multi Line Text ブロックにおいて、フィールドの高さを変更できない問題を解決しました。
- [MTC-25152] コンテンツデータ編集画面において、データ識別ラベルが自動保存から復元されない問題を解決しました。
- [MTC-25163] 検索ワードとして「0」を指定したとき、検索結果画面に検索ワードが表示されない問題を解決しました。
- [MTC-25172] サイトのインポート時、子サイトが存在しないときでもパス設定画面が表示される問題を解決しました。
- [MTC-25187] コンテンツデータの作成権限を有しているのにコンテンツデータの作成が出来ない問題を解決しました。
- [MTC-25208] WYSIWYGエディタにペースをおこなったとき、テキストエリアの枠を超えて内容が表示される問題を解決しました。
- [MTC-25221] TinyMCE 標準の画像挿入が利用できていた問題を解決しました。
- [MTC-25235] 以前のバージョンからアップグレードで移行した再構築トリガーが管理画面上で正しく表示されない問題を解決しました。
- [MTC-25242, MTC-25264, MTC-25270, MTC-25284, MTC-25326] Internet Explorer 11, Safari などでいくつかのアイコンがクリックしても動作しない問題を解決しました。
- [MTC-25246] コンテンツタイプが属するサイトが存在しないとき、エラーが発生する問題を解決しましった。
- [MTC-25247] コンテンツデータ編集画面に置いて、「削除」リンクが右に寄らない問題を解決しました。
- [MTC-25250] コンテンツデータの作成権限を有している場合でも、アセットが挿入できない問題を解決しました。
- [MTC-25254] セレクトボックス型のコンテンツフィールドにおいて、入力必須ではないときでも未選択の場合にエラーとなる問題を解決しました。
- [MTC-25259] 検索結果のソートにおいて、数値型のコンテンツフィールドが文字列ソートされている問題を解決しました。
- [MTC-25260] コメント一覧からコメントの返信を行うとエラーになる問題を解決しました。
- [MTC-25265] ブロックエディタから画像のアップロードをおこなうとき、ファイルをダラッグ&ドロップするとアップロードされずにブラウザに画像が表示される問題を解決しました。
- [MTC-25271] MTAuthorCommentCount タグが失われていた問題を解決しました。
- [MTC-25275] テンプレート一覧において、コンテンツタイプに関するアーカイブテンプレートの情報が表示されていない問題を解決しました。
- [MTC-25276] 公開プロフィールを変更したとき、コンテンツタイプに関するアーカイブテンプレートの公開プロフィールが変更されない問題を解決しました。
- [MTC-25280] コンテンツタイプ、コンテンツフィールドのラベルが意図せず翻訳される問題を解決しました。
- [MTC-25287] Data API のエンドポイント一覧を取得したとき、 getpage、permutatecontent_fields が v1 で利用できるようになっていた問題を解決しました。
- [MTC-25290] SVG ファイルの読み込みエラーが発生していた問題を解決しました。
- [MTC-25297] サイトの作成システム権限をゆーざーに付与できない問題を解決しました。
- [MTC-25298] システム権限が適切に処理されない問題を解決しました。
- [MTC-25305] コンテンツタイプごとの権限において「Edit All Data」を持っているとき、自分以外のコンテンツデータが一覧に表示されない問題を解決しました。
- [MTC-25307] データ識別ラベルに既存のフィールドを指定しても保存されない問題を解決しました。
- [MTC-25309] タイポの修正
- [MTC-25314] アセット型のカスタムフィールドにおいて、HTML が表示される問題を解決しました。
- [MTC-25317] ブロックエディタを利用しているとき、未保存のデータが存在するというアラートが必ず表示される問題を解決しました。
- [MTC-25318] タグ型のコンテンツフィールドのオプション設定がコンテンツデータ作成時に有効にならない問題を解決しました。
- [MTC-25336] カテゴリ日付別コンテンツタイプアーカイブが存在するとき、コンテンツデータを削除したときにエラーが発生する問題を解決しました。
Thanks To
このリリースには Movable Type コミュニティーから報告された多くの、バグ修正、パッチ提供が取り込まれています。FogBugz / Jira を通じてパッチおよび、バグレポートを提供してくださったコミュニティーメンバーのお名前は以下の通りです。皆様のご協力に感謝します!(順不同、敬称略)
アークウェブ大村 (MTC-25278)
Movable Type 7 の動作環境とサポートするブラウザ
推奨環境
- Perl: 5.18.x
- MariaDB 10.1
- Nginx + Starman または Apache 2.4x + Starman
- PHP 7.0x
サポート対象ブラウザ
- Google Chrome 最新版
- Safari 最新版
- Firefox 最新版
- Internet Explorer 最新版
既知の問題
以下の項目は、現状では制限事項となっています。将来のバージョンでの修正を検討しています。
- コンテンツタイプ、コンテンツデータに関連するタグについて、ダイナミック・パブリッシングでは動作しません。
- コンテンツタイプアーカイブの前後のデータを再構築するとき、ContentType アーカイブ以外は利用できまえせん。ContentType アーカイブが存在しない場合は、前後のコンテンツデータは再構築されません。
制限事項
以下の項目は、制限事項となっており、修正を予定していません。
- Community.Pack は、Movable Type 7 では廃止されました。コミュニティ掲示板、コミュニティブログをご利用の場合、そのままアップグレードを行うと運用に支障を来す恐れがあります。