Movable Type 7 Developer Preview 版 リリースノート
概要
Movable Type 7 では、ウェブサイトだけにとどまらない Content Management System を目指して鋭意開発中です。
昨今では、ウェブサイトを開設して情報を発信するだけにとどまらず、スマートフォンやタブレットを始めとするデジタルデバイスや、情報家電などを活用するなどインターネットとウェブのテクノロジーは広がりを見せています。Movable Type 6 では、API を CMS としていち早く提供し、広がりを見せるウェブの世界とコンテンツの橋渡しをする事ができました。
Movable Type 7 では、このようなスピードと正確性を求められるコンテンツの管理についての機能を強化していきます。ぜひ体験してみてください。
※現在稼動中の本番環境で使用せず、本番環境と別のデータベースを使用するよう新たにインストールを行い、既存のデータをインポートするなどしてご使用ください。
Movable Type 7 Developer Preview 版の新機能
Movable Type 7 では、コンテンツタイプを始めとして幾つかの新しい機能の追加が予定されています。また、管理画面をより使いやすくなるようにデザインの刷新を試みています。
Developer Preview 版では、Movable Type 7 の核とも言える新しい機能である「コンテンツタイプ」をいち早く触っていただくことができます。
コンテンツタイプ
コンテンツタイプは、記事やウェブページといった Movable Type で管理されるコンテンツの中核をなす機能です。
コンテンツに必要なフィールドをイチから設計することができるので、コンテンツ制作者の方が使いやすいことはもちろんのこと、テンプレートからもいくつかのタグを用いることで出力することができるようになります。
権限の見直し
CMS や Data API へのサインイン権限を個別に設定できるようになります。これにより、Data API 専用ユーザーを用意したり、逆に Data API の利用をユーザー単位で制御することができます。
管理画面のデザイン刷新
管理画面のデザインを刷新するとともに、サイト、ユーザーダッシュボード、システムという3階層のアクセス体系を見直しました。システムへのアクセスはシステム権限を有するユーザーのみ許可されます。これは、管理画面内で迷子になることを防ぐとともに、適切な権限管理による不慮の事故を防ぐことができます。
その他の変更
Perl の最低バージョンが 5.8.1 から 5.10.1 に引き上げられます。一部の環境では別途 Perl のインストールが必要になる場合があります。
「アイテム」という名称を「アセット」に統一しました。これまでの各種アイテムは、「画像アセット」というように呼称されます。
「ウェブサイト」「ブログ」という名称を「サイト」に統一しました。これまでと同様に階層化されたサイトを構築することはできますが、「ブログ」という名称は使われず「子サイト」と呼称されます。
ダッシュボードウィジェットを刷新し、「Blog Stats」ウィジェットを削除しました。
Movable Type 7 の動作環境とサポートするブラウザ
推奨環境
- Perl: 5.18.x
- MariaDB 10.1
- Nginx + Starman または Apache 2.4x + Starman
- PHP 7.0x
サポート対象ブラウザ
- Google Chrome 最新版
- Safari 最新版
- Firefox 最新版
- Internet Explorer 最新版