Movable Type 7 r.5405 のリリースノートです。このリリースには、機能改善、不具合修正の他、Movable Type 8 のリリースに向けた変更や改善が含まれています。

新機能・改善された機能

• MT::Object の ObjectDriver を取得する方法を修正し、ObjectDriver が適切に MT::Object にキャッシュされるようにしました (MTC-28379)
  • ObjectDriver の configure を実行するタイミングを変更しました (MTC-28513)
• Data::ObjectDriver をバージョン 0.22 に更新しました (MTC-28766)
• PHP 8.2 に対応しました (MTC-28855)
  • ADOdb をバージョン 5.22.5 に更新しました (MTC-28854)
  • Smarty をバージョン 4.3.0 に更新しました (MTC-28690)
• データベースの接続オプションを設定するための環境変数 DBIConnectOptions を追加しました (MTC-28894)
• テンプレートの編集画面でブラウザの検索機能を使ったときに、テンプレート全体を検索できるようにしました。また、ブラウザの検索機能にアサインされているショートカットも利用できるようにしました (MTC-28902) →テンプレート内で検索・置換する
• バックグラウンドジョブを一覧しステータスなどを確認できる「バックグラウンドジョブ」画面を実装しました。環境変数 ShowTsJob に 1 を設定することでメニューが現れ、利用できるようになります (CLOUD-76) →サーバー配信のバックグラウンドジョブを確認する

修正された問題

• 管理画面の日付・時刻フィールドのクライアントサイドにおけるバリデーションを改善しました (MTC-25728)
• MT::ObjectDriver::Driver::Cache::RAM の挙動を改善しました。キャッシュの保存先を MT::Request に変更し、リクエストのたびにクリアされるようにしたことで、PSGI 環境で不整合が発生しないようにしました (MTC-27223)
• MySQL のコネクション再利用がうまく動作せず Too many connections が発生する場合がある問題を修正しました (MTC-28722)
• 管理画面の各種一覧画面で先頭ページ以外にいるときにフィルタをかけると「オブジェクトのロード中にエラーが発生しました」が発生する問題を修正しました (MTC-28797)
• MTCategoryNext、MTContentPermalink テンプレートタグのキャッシュが正常に動作するよう修正しました (MTC-28841)
• ダイナミックパブリッシングで MTAuthorNext、MTAuthorPrevious テンプレートタグのローカライズされた値を復元しておらず、後のタグに影響を与えていた問題を修正しました (MTC-28842)
• コンテンツタイプのテキスト（複数行）フィールドで、必須エラーが英語で表示される問題を修正しました (MTC-28843)
• 「ファイルリンク」に設定したファイルを直接編集した後、テンプレート編集画面でテンプレートを変更し保存すると変更が反映されない問題を修正しました (MTC-28852)
• プラグインでコンテンツデータ一覧画面のデータ識別ラベルの表示をカスタマイズすると、データ識別ラベルのフィルターがエラーになる問題を修正しました (MTC-28871)
• Movable Type のアップグレードが実行される状態でパスワードリセットを行うとアップグレードを繰り返してリセットが完了できない問題を修正しました (MTC-28872)
• ウェブページの新規作成／編集画面に表示されていた「選択されたカテゴリ」の文字列を削除しました (MTC-28877)
• 管理画面の [システム] - [設定] - [システム情報] のインストールされていないモジュールの詳細を開くと JavaScript エラーが表示される問題を修正しました (MTC-28899)
• グローバルなウィジェットセットからサイトのウィジェットが呼び出されてしまう問題を修正しました (MTC-28907)

クラウド版

• サーバ配信設定画面のバリデーションの挙動を修正しました (MTC-27252)