Movable Type の設置 (Linux, BSD, Mac OS X)
Movable Type 5.1 はサポートが終了したバージョンです。最新版のマニュアルはこちら を参照して下さい。
Movable Type を、Linux, BSD などの一般的なサーバで使用されているオペレーティング・システムや、 Mac OS X 等のオペレーティング・システムの環境に、新規に設置する手順を解説します。ここでは、『新規インストールの事前準備』で検討したディレクトリ構成を次のように仮定してすすめます。
| 種類 | ディレクトリパス | URL | 
|---|---|---|
| アプリケーションディレクトリ | /home/example/cgi-bin/mt | http://www.example.com/cgi-bin/mt/ | 
| スタティックディレクトリ | /home/example/www/mt-static | http://www.example.com/mt-static | 
| ウェブサイトディレクトリ | /home/example/www/ | http://www.example.com/ | 
新規インストールの手順
- ファイルの解凍と修正
 - ディレクトリの作成
 - ファイルのアップロード
 - 権限の設定
 
ファイルの解凍と修正
Movable Type のパッケージを解凍します。先ほど確認した Perl の実行環境が、初期値 /usr/bin/perl と異なる場合は、テキストエディタでスクリプトを修正します。修正する際に -w を誤って削除しないように注意してください。
#!/usr/local/bin/perl -w
  ディレクトリの作成
FTP プログラム (Windows環境では FFFTP や FileZilla、Macintosh環境では Fetch) を利用し、『新規インストールの事前準備』で決定したディレクトリを、次のとおり作成します。
- FTP プログラムを起動します。
 - 接続先の設定を行います。PASV モードを設定することを忘れないでください。
 - 指定した相手先に接続します。
 - FTP プログラムのディレクトリ作成 (またはフォルダ作成) コマンドで、ディレクトリを作成します。
 
ファイルのアップロード
ディレクトリを作成した FTP プログラムを利用し、解凍したパッケージを次のとおりアップロードします。
- 解凍したパッケージの内、mt-static ディレクトリのすべてのファイルを、作成したスタティックディレクトリにアップロードします。
 - mt-static ディレクトリ以外の残りのファイルを、作成したアプリケーションディレクトリにアップロードします。
 
パーミッション (権限) の設定
FTP プログラムを利用し、アップロードしたファイルやディレクトリに対して、次のとおり適切な権限を設定します。
- アプリケーションディレクトリ内のスクリプト (拡張子が cgi のファイル) の権限を、755 に設定します。
 - ブログディレクトリの権限を、777 に設定します。
 - mt-static ディレクトリ内の support ディレクトリの権限を、777 に設定します。[該当するQ&A]
 
Movable Type をインストールする環境によっては、cgiwrap や suexec をサポートしている場合があります。これは、自身のユーザー権限でスクリプトをを実行できるという意味で、システムチェック用スクリプト mt-check.cgi を実行した際に、次のメッセージを表示するかどうかで確認できます。
cgiwrap または suexec 環境下で動作していると思われます。
    cgiwrap や suexec が利用できる場合、権限を 700 に設定します。この設定をすることで他のユーザーがファイルを参照したり、変更・削除されることを防ぐことができます。