Movable Type Enterprise のインストール
Enterprise ソリューションのインストールは、Movable Type をインストールする際に同時におこなうか、あるいは既にインストール済みの Movable Typeに追加することも可能です。
データベースに Oracle や SQL Server を利用する場合は、Movable Type Enterprise をインストールする前にデータベースのセットアップをおこなってください。
Enterprise ソリューションを、Movable Type と同時にインストールする場合は、インストール・ウィザードに自動的に Enterprise 用の設定項目が表示されます。
既にインストール済みの Movable Typeに、Enterprise ソリューションのファイルを追加インストールした場合には、次の起動時に Movable Type が自動的にアップデート・ウィザードを実行します。ただし、アップデート・ウィザード内では、Enterprise 固有の設定画面は表示されないため、ユーザーは後ほど手動で設定をおこなう必要があります。
データベースの設定
Movable Type Enterprise は、Microsoft SQL Server と Oracle という、もっともよく使われているエンタープライズ向けデータベースをサポートします。これらのデータベースを利用する場合には、『必ず、Movable Typeのインストールの前に、データベースのセットアップをおこなってください』。
- MySQL 4.0 以降
- PostgreSQL 8 以降
- SQLite
- Oracle Database 10g (9i や 11g はサポート外)
- 10.2.0.1 では Oracle のバグにより一部機能に制限あり
- Microsoft SQL Server 2005
Microsoft SQL Server 2005 と Oracle Database 10g のセットアップは以下のドキュメントを参照ください。
その他のデータベース
SQLite や MySQL , Postgres など他の Movable Type でサポートされているデータベースを利用する場合は、Movable Type のドキュメントを参照してください。
Enterprise ソリューションのファイルをインストールする
Enterprise ソリューションが配布される方法として、二種類の形態があります。一つは、Movable Type と一緒に Enterprise ソリューションがセットになっている形態。もう一つは、Movable Type とは別に Enterprise ソリューションのファイルのみが配布される形態です。
もし、Movable Type 本体と Enterprise ソリューションがセットになっている場合は、インストールの方法は、通常の Movable Type のインストールとほとんど同じです。含まれるファイルをすべてサーバにアップロードして、Movable Type のインストール手順にしたがってインストールをおこなってください。
以下では、すでにインストールされている Movable Type に対して、Enterprise ソリューション単体を後からインストールする場合の手順を説明します。
- Enterprise ソリューションのファイルを、ダウンロードなどにより取得する
- Enterprise ソリューションのファイルを、自分のコンピューターで解凍する。
- すでにインストールしてある Movable Type のサーバの [addons] フォルダに、新しいフォルダを作成する。
作成するフォルダの名称は [Enterprise.pack]とする。[addons] フォルダが Movable Type のインストール・ディレクトリに無い場合は、そちらも作成する必要があります。例えば、 /home/www/mt/ というフォルダに Movable Type がインストールされていた場合は、以下のようなディレクトリ構成になります。
/home/www/mt/addons/Enterprise.pack
- FTP などを利用して、Enterprise ソリューションのすべてのファイルを、上記のフォルダにアップロードしてください。