ブログ記事の書き方もお好みで
Movable Type 4 のブログ記事投稿画面にはたくさんのご要望をいただいていた WYSIWYG エディタが搭載されました。しかし、これまでのブログ記事投稿画面が WYSIWYG エディタだけになったのではなく、これまでの『改行を変換する』といったフォーマットや、入力したテキストがそのまま反映される『(フォーマット) なし』も選択できます。さらに Markdown や Textail などの記法も追加されており、ブログ記事の投稿を手助けします。
- なし
- 入力したテキストがそのまま反映されます。X/HTML でがっちりとブログ記事を書きたい場合などにも利用できます。
- 改行を変換
-
改行を br 要素に変換します。連続する行はひとつの p 要素でマークアップされ、空白行で区切られます。
と記述した場合、以下のように出力されます。Movable Type 4 のベータテストに参加いただき ありがとうございます。 みなさまからのフィードバックお待ちしております。
<p>Movable Type 4 のベータテストに参加いただき<br /> ありがとうございます。</p> <p>みなさまからのフィードバックお待ちしております。</p>
- Markdown
-
決められた記法にしたがいエントリーを記述するとHTMLフォーマットに変換されるフォーマットです
1. 顔を洗って 2. 歯を磨いて 3. 洋服に着替える
という風に書くと
<ol> <li>顔を洗って</li> <li>歯を磨いて</li> <li>洋服に着替える</li> </ol>
のように出力されます。このブログでも今後詳細をご紹介する予定ですが、Markdown に関するドキュメントは以下のサイトを参考にしてください。
- Markdown + SmartyPants
-
Markdown と SmartyPants フォーマットを組み合わせたフォーマットです
SmartyPants は以下のような処理を行います。
引用符 (
"sample"
: ダブルクォート,'sample'
: シングルクォート) をカーリークォート (“sample”
: ダブルクォート,“sample’
: シングルクォート) に変換し、数値文字参照で出力します。"sample"
から“sample”
(ブラウザでの表示は“sample”
) へ変換'sample'
から‘sample’
(ブラウザでの表示は“sample’
) へ変換
連続したバッククォート (
``
) をカーリークォート (“) に変換し、数値文字参照で出力します。``sample``
から“sample“
(ブラウザでの表示は“sample“
) へ変換
ダッシュ (
-
) を2度連続した場合は en ダッシュ (–
)に、3度連続した場合は em ダッシュ (—
) に変換し、数値文字参照で出力します。--sample--
から–sample–
(ブラウザでの表示は–sample–
) へ変換---sample---
から—sample—
(ブラウザでの表示は—sample—
) へ変換
3度続けたピリオド (
...
: 3度続く) を 省略記号 (…
) に変換し、数値文字参照で出力します。sample...
からsample…
(ブラウザでの表示はsample…
) へ変換
変換される文字列が HTML の
script
,pre
,code
,kbd
の中にある場合、変換処理は行われません。 - Textile 2
-
決められた記法にしたがいエントリーを記述するとHTMLフォーマットに変換されるフォーマットです
h1. この行はh1です p. 段落の始まり *強調* bq. これは引用です 引用の中でも __修飾__ できます * 赤 * 緑 * 青 これはリンクの "サンプル (タイトル)":http://example.com/ です。
のように入力すると
<h1>この行はh1です</h1> <p>段落の始まり <strong>強調</strong></p> <blockquote><p>これは引用です<br /> 引用の中でも <i>修飾</i> できます</p></blockquote> <ul> <li>赤</li> <li>緑</li> <li>青</li> </ul> <p>これはリンクの <a href="http://example.com/" title="タイトル">サンプル</a> です。</p>
と出力されます。
- リッチテキスト
- WYSIWYG 機能を利用します。
ブログ記事投稿画面では、ブログ記事の入力フォームの右上にフォーマットを選択するセレクトメニューがあります。記事ごとにフォーマットを指定することができるので、書く内容によって変更したり。お気に入りのフォーマットがあれば、毎回さいしょにお気に入りのフォーマットを指定するように設定もできます。
ユーザーごとに設定する
管理者が新規作成するユーザーが通常利用するテキストフォーマットを設定することができます。
- 『システムメニュー』より『ユーザー』を選択
- 設定したいユーザーを一覧よりクリック
- ユーザーごとの設定画面に移動するので、設定項目の一覧より『テキスト形式』を設定します
ブログごとに設定する
ユーザーが通常利用するテキストフォーマットの設定の中に『(ブログのデフォルト設定を使用)』という項目があります。これを選択した場合、適用されるテキストフォーマットの設定は、『ブログの設定』の『ブログ記事』項目で設定できます。
Movable Type 4 ではブログ記事の投稿に WYSIWYG エディタが追加されただけでなく、プラグインを追加しなくても様々なフォーマットから選択できるようになりました。お気に入りの記法をみつけて、ブログ記事を書く作業を楽しく、または効率化する仕組みが備わっています。