Movable Type 6.0 の出荷を開始します
3年9ヶ月ぶりのメジャーバージョンアップとなる Movable Type 6 は、「コンテンツがもっと広がる、つながる、CMSプラットフォーム」をコンセプトに、各種機能の改善をおこない、従来以上に強力な「パブリッシング・プラットフォーム」として進化を遂げています。
また、ウェブサイトやアプリケーションから、Movable Type のデータを操作することができる API を新たに実装し、ウェブサイト制作のみならず、ウェブアプリケーション・プラットフォームとしても、ご利用いただけます。
API を実際に利用したウェブアプリケーションとして、「Loupe」を同梱しています。これからは Movable Type の管理画面にログインすることなく、簡単にスマートフォンから ウェブサイトやブログのアクセス状況を確認したり、画像をアップロードできます。
3ヶ月にわたるベータ期間中に、数多くのフィードバックとバグ報告を、コミュニティーの皆様よりいただきました。この場を借りて、お礼申し上げます。新しく生まれ変わった Movable Type 6 をお楽しみください。
新機能・改善された機能
Data API
Movable Typeで管理するブログや記事などのデータの読み出しや更新をREST/JSON方式のAPIで利用できます。APIの利用を簡単におこなえるJavaScriptのライブラリーも提供されるので、ダイナミックなコンテンツの組み込みも容易になり、ユーザーの目的に合った独自の管理アプリケーションの開発が可能となります。
Chart API
汎用的なグラフ描画用APIをJavaScriptライブラリーとして提供。Movable Typeの記事投稿数や、アクセス解析データ等、グラフのデータを渡すだけで、さまざまなパターンのグラフを作成できます。
ウェブサイトの改善
ウェブサイトでも記事やカテゴリの作成が可能となりました。
ダッシュボードの変更
Blog Stats ウィジェットに変わって、サイトへのアクセス数もグラフに表示することができる、Site Statsウィジェットの追加や、既存のウィジェットの見直しと位置の変更を行なっています。
Google Analytics の連携
Google Analytics と連携することで、ウェブサイトやブログへのアクセス数をグラフにして表示できます。
通知センター
Movable Type からのシステム警告などを統括して表示する、通知センターを用意しました。
非公開日指定機能
公開中のウェブページ・記事を、日時を指定して非公開にする「非公開日指定」機能が実装されました。指定した日時を過ぎると、ウェブページ・記事が自動的に非公開になります。
詳細については、Movable Type 6 ドキュメントを参照ください。
新しいライセンス体系
先日発表したように、Movable Type Open Source の提供は、Movable Type 6 からは行われませんが、新たに開発支援目的のライセンスとして、開発者ライセンスを新設いたします。
開発者登録を行っていただくことで、プラグイン、アドオン並びに関連ソリューションの開発・検証目的に限りご利用いただくことが可能です。詳細につきましては、以下のページを参照ください。
なお、現在提供している Movable Type Open Source につきましては、プロダクト・ライフサイクルポリシーに基づき、2015年9月30日まで、セキュリティパッチの提供を継続して行っていきます。
以上です。