ログフィードの取得によるスケジュール処理の実行
先日リリースされた Action Streams プラグインは、Movable Type や TypePad、Vox といったシックス・アパート製品のブログだけでなく、Twitter や flickr といったさまざまなネットサービスで自分がした行動履歴 (ブログへの投稿や、投稿した写真など) を集めて、自由に表示させることができるプラグインです。
Action Streams を常に最新の状態に保つには、Movable Type のアプリケーションディレクトリ (通常 mt.cgi のあるディレクトリ) にある tool ディレクトリに格納された run-periodic-task スクリプトを cron などを使用して定期的に実行する他、Movable Type のログフィードをフィードリーダなどで Subscribe (購読) しておき、そのフィードの取得時にスケジュール処理を実行するなどの方法があります。
run-periodic-task を定期的に実行するには cron などの利用可能な環境が必要になりますが、レンタルサーバなどでは cron の使用を許可していないものもあります。そのような cron が使用できない環境に場合は、Movable Type のログフィードを使用すると、ブログ記事やウェブページの指定日投稿や、スパム判定されたコメントの削除などのスケジュール処理を実行させることができます。
ログフィードは Movable Type のログの内容を購読するためのフィードで、システムやブログごとに用意された [ログ] のページで URL を確認することができます。
- [システムメニュー] > [ログ]
- [ブログダッシュボード] > [ショートカット] > [ログ]
各々のログ一覧ページのサイドバーにある [ショートカット] という項目にログフィードへのリンクがあるので、その URL をフィードリーダーデスクトップクライアント、もしくはフィードリーダーサービスで Subscribe (購読) しておくだけで、登録したログフィードが取得されると、スケジュール処理を実行することができます。
cron が使えないサーバだから...。と指定日投稿や、Action Streams プラグインの導入を見送っていた方はぜひ試してみてください。
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