進化する Data API
Movable Type 6 のリリースから、早くも1年が経過しましたが、Movable Type 開発チームは、次の大きなリリースに向けて日々開発を進めています。
次のリリースでは、Movable Type 6 の目玉のひとつである Data API が大きな進化を遂げます。
Data API とは?
Data API は、Movable Type 6.0 で搭載された、新しいコンテンツ入出力のための仕組みです。Movable Type に保存されている記事やコメントなどのコンテンツを、ウェブ API (REST/JSON API) 経由で操作する事で、安全かつ容易に利用することができるようになります。
Data API を使うと何が出来るのか?
簡単な例を紹介すると、公開されているサイト側から、Data API を呼び出して動的にコンテンツを利用するということや、新しい記事を投稿したり、コメントをするというようなことができるものです。
コンテンツ出力の例
- ブラウザの表示がページの下まできたら、次のコンテンツを自動的に読み込んで表示していくような「無限スクロール」(例: Six Apartのごはんレシピ)
- 入力された検索キーワードを元にリアルタイムに検索をおこなうような「インクリメンタル検索」
- ユーザー認証をパスした人にだけコンテンツを表示するような「会員制サイト」
コンテンツ入力の例
- アプリケーションから記事を投稿する(例: Movable Type Writer(仮))
- スマフォで撮影した写真をアプリでアップロードする
進化する Data API
現在開発中の Data API v2.0 では、v1.0 では実装しきれなかった部分の強化を中心に、Movable Type の管理画面で行える、ほぼすべての事が Data API で実現可能になります。
いくつか、ピックアップすると...
- ウェブサイト、ブログを作成する
- アイテムを更新する
- カテゴリを作成する
- 記事にカテゴリを指定する
- 複数のウェブサイト、ブログから記事を検索する
- ウェブサイト、ブログ毎に Data API を利用を禁止する
これら Data API v2.0 の仕様は、apiary というサイトで公開しながら開発をおこなっています。各エンドポイント毎にコメントをすることもできますので、仕様についてのご意見をどしどしお待ちしています。(仕様は英語で記述されていますが、コメントは日本語でもかまいません。)
MTDDC Meetup Tokyo 2014 開催
11月 29日に東京ミッドタウンで開催される MTDDC Meetup Tokyo 2014 の高山のセッションでは、Data API v2.0 についてより詳しいお話をする予定です。
また、Movable Type や、Data API についての話だけではなく、Movable Type の運用を支えるインフラ周りのお話しや、ビジネス面から見た Movable Type といったセッションも盛りだくさんです。
お申し込みはこちら。一般: 1,000円 / 学生: 500円 と有料では有りますが、Movable Type を知ってる人も、これから勉強する人も、どうぞお気軽にご参加ください!