Movable Type 4 のバージョンアップ手順
Movable Type 4 のバージョンアップを行うことで、最新の機能を利用したり、不具合の修正を適用できます。手順は以下の通りです。
Movable Type 4.0x からアップグレードの際は、MT4.0x から MT4.1 へのアップグレード後の注意点 を参照ください。
バックアップの作成
バックアップの方法は以下の方法があります。必要に応じてバックアップの方法を選択してください。
また、標準プラグイン以外のプラグインを別途インストールして利用している場合は、plugins ディレクトリのバックアップを行ってください。
もしもの時の為に、アプリケーションディレクトリ全体のバックアップも行っておくと、安心して作業が行えます。
新しいバージョンの導入
基本的にアプリケーションディレクトリ全体の上書きで問題ありませんが、以下のような手順での確実な導入も可能です。
- 新しいバージョンの、アプリケーションディレクトリをアップロードします。
- 古いバージョンのアプリケーションディレクトリから、構成ファイル (mt-config.cgi) を新しいバージョンのアプリケーションディレクトリに移動します。
- データベースに SQLite を利用で、データベースディレクトリがアプリケーションディレクトリにある場合、古いバージョンのアプリケーションディレクトリから、新しいアプリケーションディレクトリに移動します。
- アプリケーションのディレクトリと、ブログの公開ディレクトリが同じ場所の場合は、ブログにアップロードしたファイルが含まれるディレクトリを削除前に移動します。
- プラグインなどのカスタマイズも同様に移動します。
- 古いバージョンのアプリケーションディレクトリを削除します。
- 新しいバージョンのアプリケーションディレクトリ名を、削除した古いバージョンのアプリケーションディレクトリ名に変更します。
インストールがうまくいかない原因の多くはアップロード作業の失敗にあります。アップロードされていないファイルやフォルダーが1個でもあると Movable Type が正常に動作しない可能性があります。特に途中でアップロードが止まってしまい、作業をやり直した場合はアップロードに失敗したファイルがないかどうか確認してください。
Movable Type にログイン
新しいバージョンへの移行が完了したら、Movable Type にログインします。新しいバージョンで、データベース構成に変更があった場合、ログイン時にデータベースのアップグレードが行われます。
新しいバージョンへのログインが完了したら、バージョンアップの作業は完了です。バージョン番号は、管理画面のフッタ部分で確認できます。
Movable Type 4.1 のベータバージョンから正式版にアップグレードした際は、アップグレード後、テンプレートを最新の状態にリフレッシュしてください。
Movable Type 4.1 より前のバージョンからアップグレード後のテンプレート初期化
Movable Type 4.1 より前のバージョンからアップグレード後、テンプレートセットの初期化は次の手順で行います。
- ブログメニューから [デザイン] > [テンプレート] に移動します。
- テンプレート一覧ページのサイドバーにある [アクション] メニューから [ブログのテンプレートを初期化] をクリックします。
- テンプレート初期化ページが開きますので [新しいテンプレートセットを適用] ラジオボタンをオンにし、適用したいテンプレートセットをクリックします。もし、Movable Type Open Source をお使いで、テンプレートセットがデフォルトテンプレートのもの以外に無い場合は [初期状態にリセット] ラジオボタンをオンにします。
- 念のため [既存のテンプレートのバックアップを作成する] チェックボックスもチェックしておくと良いでしょう。
- [次へ] ボタンをクリックし、確認画面で設定の確認を行います。
- 最後に [確認] ボタンをクリックすると、テンプレートは初期化されます。
以上で、Movable Type 4.1 より前のバージョンからアップグレード後のテンプレートセット初期化は完了です。
テンプレートセットの初期化をこの手順で行う理由は、テンプレートセット機能が Movable Type 4.1 からの機能だからです。テンプレートセットとして管理されていないテンプレートを、テンプレートセット初期化メニューで初期状態にリセットすることで、テンプレートセットとして管理するように変更しています。