MTOS 4.1.1 のパフォーマンスロギング機能について
Movable Type Open Source 4.1.1 は、MTOS 4.1 にパフォーマンスロギング機能を追加した開発者向けビルドです。MTOS 4.1.1 は以下よりダウンロード可能です。MTOS 4.1.1 で様々なテストを行っていますが、Six Apart によって完全な品質保証テストを行なったビルドではありません。
パフォーマンスロギング機能で出力されたログファイルは、今後リリースされる Movable Type のパフォーマンス改善に関する重要な資料です。ぜひ以下よりログファイルを送信してください。
- ログファイル送信方法(英文)
パフィーマンスロギング機能に関する環境変数
パフォーマンスロギンク機能に関する環境変数です。設定は環境設定ファイル (mt-config.cgi) で行います。
PerformanceLogging
値に 1 を設定するとパフォーマンスロギング機能が有効になります。 (初期値 0)
PerformanceLoggingPath
通常は、mt-static/support/logs にログファイルが作成されますが、もし、ログファイルの場所を変更したい場合はそのディレクトリへのパスを設定します。
PerformanceLoggingThreshold
処理時間が指定された時間未満の場合はログに出力されません (初期値 0.1)。
ProcessMemoryCommand
メモリー使用量の計測時に使用するコマンドを設定したい場合に使用します。
以下は環境設定ファイル (mt-config.cgi) の設定例です。
PerformanceLogging 1
PerformanceLoggingPath /var/log/mt/
ProcessMemoryCommand "ps $$ -o rss="
PerformanceLoggingThreshold 0.5
ログのフォーマット
パフォーマンスロギング機能では以下の内容をログファイルに出力します。
- 使用 OS などウェブサーバー環境に関する情報
- メモリー使用量
- テンプレートタグの処理時間
- リクエストされた URL
- プロセス ID
以下はログファイルのサンプルです
# Operating System: darwin/9.1.0
# Platform: darwin
# Perl Version: v5.10.0
# Web Server: Apache/2.2.6 (Unix) mod_ssl/2.2.6 OpenSSL/0.9.7l DAV/2 \
PHP/5.2.4 mod_fastcgi/2.4.2
# Database: MySQL/5.0.45
# Database Library: DBI/1.601; DBD/4.005
# App Mode: CGI
1441 BEGIN - process memory utilization: 12012
1441 - 0.19538 tag <mtEntryStatus lower_case="1">
1441 - 0.08057 tag <mtEntries>
1441 - 0.40698 Total Template widget/blog_stats_entry.tmpl
1441 - 0.19550 tag <mtComments>
1441 - 0.26231 Total Template widget/blog_stats_comment.tmpl
1441 - 0.11178 tag <mtTags limit="1" include_blogs="all">
1441 - 0.01244 tag <mtTags top="100" sort_by="name" include_blogs="all">
1441 - 0.14570 Total Template widget/blog_stats_tag_cloud.tmpl
1441 - 0.02986 Total Template widget/blog_stats_registration.mtml
1441 - 0.05000 Total Template include/header.tmpl
1441 - 0.02339 tag <mtinclude name="include/header.tmpl">
1441 - 0.03962 Total Template dashboard.tmpl
1441 - 0.36203 MT::App::run
1441 - 1.31946 --Total-- /git/mt/mtim.cgi
1441 END - process memory utilization: 28732