クラウド版 (20141002) リリースノート
本リリースには、Movable Type 6.0.5 の修正が全て含まれています。
新機能
マルチドメインに対応
これまでも、独自ドメインを利用したサイトの公開は可能でしたが、最新のクラウド版では、複数のドメインで構成されるウェブサイトを利用することが可能になりました。
Basic 認証、HTTP リダイレクト、サーバー証明書についても、ウェブサイト単位で設定を行うことができます。
利用できるドメインの数は、最大で 10 ドメイン(サブドメインを含む)となります。また、S4i、S4g 以上のプランで利用できます。
詳しくは、以下のドキュメントをご覧ください。
管理画面、公開サイトへのアクセス制限に対応
Movable Type の管理画面を含む、CGI プログラムや、公開サイトへ IP アドレスによるアクセス制限を設定できるようになりました。以下のような場合にご利用ください。制限できる IP アドレスの数に制限はありません。また、全プランで利用できます。
- 社内からのアクセスのみに制限する
- 特定のユーザーにのみアクセスを許可する
- サーバー配信と組み合わせて、ステージング環境として利用する
詳しくは、以下のドキュメントをご覧ください。
新しく導入された Perl モジュール
以下の Perl モジュールが新しく導入されました。
- Net::CIDR - 0.17
- Net::IP - 1.26
- Plack::Middleware::Access - 0.04
- Mozilla::CA - 20130114
bash プログラムの脆弱性に対応
2014年 9月 24日に公表された CVE-2014-6271、CVE-2014-7169 への対応として、bash のバージョンを更新しました。
変更された機能
- 403 Forbidden エラー用の HTML ファイルを error.html から forbidden.html に変更しました。(#112164)
- PreviewInNewWindow 環境変数を、デフォルトで有効に変更しました。この変更により、記事、ウェブページ、テンプレートのプレビュー結果は、必ず別ウィンドウで表示されることになります。(#112131)
- run-periodic-tasks の同時起動数を 1 に変更しました。(#111271)
修正された問題
- MT 環境変数を保存したとき、エラーが発生する問題を修正しました。(#112133)
- 一部の環境変数を、MT 環境変数の設定を利用して値を設定した時、設定した値が利用されない問題を修正しました。(#111529)
- ウェブサイト・ブログのメニューに 不要な項目が表示されていた問題を修正しました。(#111553)
- アドレス帳に、新しい連絡先を追加しても、一覧が更新されない問題を修正しました。(#111834)
- セキュリティの設定を保存するとき、エラーが起こる問題を修正しました。(#111839)
- MT 環境変数で、「SearchDefaultTemplate」を設定できない問題を修正しました。(#111841)
- ALT-TMPL ディレクトリに配置した、代替テンプレートが読み込まれない問題を修正しました。(#111960)
- システムログをクリアしても、クリアされずにログが表示される問題を修正しました。(#112130)
- アップデートサーバーにアクセスできなかった時、自動アップデートの設定が正しく読み込まれていない問題を修正しました。(#111495)
- Windows 環境でサーバー配信を実行した場合、複数階層のディレクトリを作成できない問題を修正しました。(#111806)
- MTIgnore ブロックの中に記述されたテンプレートを解釈してしまうため、テンプレートの解析が正しく行われず、再構築でエラーが発生する問題を修正しました。(#112393)