Movable Type for AWS バージョン 6.0.3-1 がリリースされました
AWS Marketplace にて提供している Movable Type for AWS バージョン 6.0.3-1 がリリースされました。
バージョン 6.0.3-1 では、Amazon Linux のバージョンを、Amazon Linux AMI 2014.03 にアップデートしました。これに伴い、一部のパッケージについて、Amazon Linux 提供のパッケージを利用するように変更しました。これにより、nginx をはじめとするパッケージを yum コマンドでアップデート可能です。
また、先日リリースされた、Movable Type 6.0.3 向けのパッチが適用されています。
Movable Type for AWS バージョン 6.0.3-1 の変更点
Movable Type for AWS バージョン 6.0.3-1 の変更点については、以下のページをご覧ください。
以前のバージョンからのアップデートについて
既に Movable Type for AWS のバージョン 6.0.1 / 6.0.2 / 6.0.3 をお使いの方には、今回公開された 6.0.3-1 のインスタンスを新たに起動し、/app と /data 以下のユーザーデータを移行することをお勧めします。アップデートの詳しい手順については、こちらをご参照ください。
なお、必要な方には、Movable Type for AWS バージョン 6.0.3-1 の rpm パッケージをご提供することも可能です。その場合は、Movable Type for AWS 専用のお問い合わせフォームからお問い合わせください。本文に、「Movable Type for AWS バージョン 6.0.3-1 RPM 希望」と明記ください。
rpm を利用したアップデートの手順
Movable Type for AWS バージョン 6.0.3-1 向けの rpm パッケージを利用して、既存の環境を移行させる手順は以下の通りです。
- 仮想マシンのスナップショットを作成する。
スナップショットの作成方法は、こちらをご参照ください。
- 既存の環境をバックアップする
/app/conf/ 以下に配置されている各種設定ファイルを変更している場合は、/app/conf/ 以下のファイルのバックアップを行ってください。
- パッケージファイルをダウンロードする
アップグレードを行う EC2 インスタンスに ssh でログインしたのち、/tmp/ などにパッケージファイルをダウンロードします。
$ cd /tmp $ sudo wget <メールに記載された URL>
- Movable Type の RPM パッケージを削除する
$ sudo rpm -e movabletype-ami
このとき、環境によっては 警告 が表示されますが、特に問題はありません。
- /etc/yum.conf を編集する
ファイル内に以下のような記載があれば削除します。
exclude=perl-*
- movabletype-extlib パッケージをインストールする
ステップ 3. でダウンロードしたパッケージをインストールします。
$ cd /tmp $ sudo yum -y localinstall movabletype-extlib-2014.04-23.x86_64.rpm
- インストールされたパッケージを最新にする
ステップ 6. でインストールされた各種パッケージを最新にします。
$ sudo yum -y update
- movabletype パッケージをインストールする
ステップ 3. でダウンロードしたパッケージをインストールします。
$ cd /tmp $ sudo yum -y localinstall movabletype-6.0.3-1.x86_64.rpm
- 設定ファイルを更新する
ステップ 2. でバックアップした 各種サーバー設定ファイルへの変更を、反映させます。設定ファイルを変更していない場合は、次のステップへ進みます。
代表的な設定ファイル
- /data/conf/nginx.conf
- /data/conf/nginx_common.conf
- /data/conf/mt-config.cgi
- ダウンロードした rpm ファイルを削除する
$ cd /tmp $ sudo rm *.rpm
- サーバーを再起動する
$ sudo /etc/init.d/mysqld stop $ sudo sync $ sudo reboot
以上です。