Movable Type CMSプラットフォーム Movable Type
ドキュメントサイト

Blogブログ

Movable Type 7 の基礎知識: カテゴリセット編

— 2018年4月リリース予定の Movable Type 7 について Developer Preview 提供時点の内容をもとに作成されています。製品リリース時には予告なく変更される可能性があります —

コンテンツの分類方法のひとつとしてカテゴリによる分類があります。ブログの流れを汲んでいる Movable Type のカテゴリには次のような役割があります。

  1. コンテンツの出力先として(出力先ディレクトリ名)
  2. カテゴリに含まれるコンテンツをまとめて一覧で出力する(アーカイブ)
  3. コンテンツの管理方法として

コンテンツの管理方法としてカテゴリを利用する場合、記事にはひとつのカテゴリフィールドしか存在しないため、複数の種類のカテゴリで分類したい場合には、最上位カテゴリを種類にして、そのサブカテゴリを実際のカテゴリとして使うことや、カスタムフィールドによる分類がおこなわれていたかと思います。

category-list.png

Movable Type 7では、コンテンツタイプごとに複数のカテゴリフィールドを用意することができるので、コンテンツを正しく分類して管理することができるようになります。また、カテゴリセットで管理されるカテゴリは、記事のカテゴリとは別に管理されているので記事と混在してしまうということがありません。

カテゴリセットを作成する

カテゴリセットは、各サイトごとに作成します。 メニューより「Category Set」-「New」を選ぶとカテゴリセットの作成画面が表示されます。

カテゴリセットの作成画面は、カテゴリセット名を入力する必要がある点を除けばカテゴリ一覧画面と使い方は一緒です。必要に応じてカテゴリを階層化して作成します。

categories-in-category-set.png

コンテンツタイプでカテゴリセットを利用する

コンテンツタイプでカテゴリセットをフィールドとして利用するには、「Content Fields」の中からCategoriesを選択して追加します。フィールドを追加したらフィールドの名前と必須かどうかなどの共通設定を行います。カテゴリセットには以下のような独自のオプション設定があります。

categories-field.png

カテゴリフィールドで指定できるオプション

オプションを有効にすると、ユーザーが複数のカテゴリを指定できるようになります。ひとつのカテゴリしか選択させたくない場合、あるいは、出力先フォルダとして利用する場合はオプションを無効にします。
Minimum number of selection
カテゴリの複数選択を許可しているとき、ユーザーが選択するカテゴリの最小数を指定できます。例えば、1つ以上選択が必須である場合は、このオプションに**1**を指定します。このオプションの設定は任意です。
Maximum number of selection
カテゴリの複数選択を許可しているとき、ユーザーが選択できるカテゴリの最大数を指定できます。例えば、3つまでしかカテゴリの選択を許可しない場合は、このオプションに**3**を指定します。このオプションの設定は任意です。
Allow users to create new category
コンテンツデータ作成画面において、ユーザーに新しいカテゴリの作成を許可する場合にオプションを有効にします。
Source Category Set
利用するカテゴリセットを選択します。

categories-field-options.png

謝辞

今回の基礎知識は、okumako2525 さんから頂いた質問をもとにお届けしています。疑問は解消されたでしょうか?

お世話になっております。
 movable type7 の新機能コンテンツタイプでフィールドを自由に設定出来ますが、カテゴリフィールドがあります。このカテゴリフィールドはブログのカテゴリとは異なる分類という認識でよいでしょうか。
 例えばブログ記事で現状と同じカテゴリとタグでの分類し別途コンテンツタイプで作成した記事はカスタムフィールドで設置したカテゴリフィールドでの分類を行うような事は可能ですか?
 --okumako2525 (2017/10/19 14:24:54)

Movable Type 7 に対するご質問やご要望は ベータサイトで受け付けています。皆さんの声をお聞かせください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加